「こじらせてますよね、私。その時は、好きな人がいるし、出会いを期待して行っても、参加している人に悪いような気がしていたんです。5年も片思いしていながら何も行動をおこさないで、
20代を無駄にしたのはバカだったと思います」
好きな人といっても連絡先も知らず、二人で会ったことはなく、彼女がいるのかもわからない男性です。アプローチさえしていません。それに合コンに仮に参加したとして、参加者男性から誘われるかどうかもわからないのです。
誰からも誘われてもいないし、始まってもいない恋だったのに。
今の舞さんは結婚したいというより、この同じ生活の繰り返しを変えたいということでした。本気の婚活というより、まずは恋人が欲しいそうです。大勢の人がいる場は苦手だそうなので、マッチングアプリに登録してみることにしました。
「好みの人」「それ以外の男」を分けてしまう白黒思考
ゲームが好きだということで、趣味はゲーム好きを全開にしたプロフィール文を作りました。笑顔の写真を撮ってもらいアプリ登録の準備をしました。
マッチングアプリは、新規登録してすぐの期間は注目されやすく、「いいね」がたくさんつきます。メジャーなマッチングアプリの“新規登録期間”はほとんど3日間なので、金曜日にアプリを登録しました。
私からは、「マッチングアプリで『いいね』を送ってくれた男性はどの女性に『いいね』をしたのかなんてあまり覚えていないし、マッチングしてもメッセージが途絶えることもあるから。
10人とマッチングしたってデートまでたどり着くのは1人ぐらいだと思ってね。相手の男性も、複数の人と会っているからね」と口酸っぱく伝えておきました。
「好みの人」「それ以外の男」と分けてしまう白黒思考の舞さんのような女性は特に、徐々に距離を縮めて親しくなっていくということが苦手な場合が多いからです。