始めに、フェイスローラーを使用するときの注意点から。
①髪の毛がローラーに巻き込まれないように注意すること
②使い始めは弱い力で、肌の様子を見ながら力加減に注意して使用すること
③揉み返しが起こることがあるので、使用時間は10分程度にすること
それと、肌を十分に保湿してから使用する、「内側から外側へ」「上から下へ」転がすように使用することでリンパの流れを促す効果にも期待できるでしょう。
まずは、目のまわりから。皮膚が薄い部分なので、ごく弱い力加減でなでるように内側から外側へ。
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目のまわりを内側から外側へ
鉄球のひんやり感にパキッと目が覚める!
続いては、意外とむくみやすい小鼻や鼻筋。上から下へコロコロと。

小鼻や鼻筋を上から下へコロコロ
気になるほうれい線は、内側から外側へ軽く引っ張るようにマッサージ。

ほうれい線は内側から外側へ
これらの細部は、手を使ってのマッサージが難しかったり、変に力が入りすぎてしまったりしていたのだけれど、「フェイスローラー」を使えば小回りがきいて力加減も調節しやすい。
さらに、マッサージを続けていきましょう。耳の前にある耳介前リンパ節や、耳のうしろにある耳介後リンパ節は、頭部や顔のリンパ液が集められる重要な場所。

耳の前にある耳介前リンパ節を上から下へ
上から下に向けてマッサージしたあと、フェイスラインに沿ってあご先へ流すようにすると顔まわりがスッキリ!

耳のうしろにある耳介後リンパ節も上から下へ
頸部をとおって、鎖骨まで下りたら外側から内側へマッサージ。

鎖骨まで下りたら外側から内側へマッサージ
顔まわりをひと通りマッサージし終えるころには、筋肉のこわばりもほぐれて、ポカポカと温かさを感じられるようになりました。これと言ってマッサージしにくい場所もなく、使用感に問題はナシ。

ただ、強いて言うなら…。鉄球部分の露出がさほど大きくないため、角度をつけて使うときにまわりを覆う縁が肌に触れることがあるくらいでしょうか。とはいえ、角度・向きを調節しながら使えばさほど気にならない程度。
ポーチにもすっぽりとおさまるサイズ感なので、お泊りのときに持って行ったり、外出先でメイク直しをする前に使ったりすることもできる。
簡単に、さらには“ながら使い”でもフェイスケアができる「フェイスローラー」。本格的なものを買う前に、まずはお試ししてみたいという方におすすめかもしれません。
気になった方は、店舗でチェックしてみてくださいね。
<文/高木沙織>
高木沙織
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:
@saori_takagi