マツコ「本質をついてますよ」と絶賛。芸人やす子の自作曲の魅力とは
「だったらいいのに」繰り返しが自然に入り込んでくる理由
まず今年1月にアップされ、現在までに6.8万いいねを獲得した「だったらいいのに」。メロディやハーモニーを加える音色は一切なく、リズムマシンのドラムの音のみ。 歌詞は“~だったらいいのに”という叶わぬ願いを色々なバリエーションで表現しつづけて、メロディは2パターンをひたすら繰り返す。ここには展開と呼べるような起伏もなければ、膝を打つ説得力もありません。 にもかかわらず、いや、だからこそなのでしょうか、この歌は自然に入り込んできます。すべてを“だったらいいのに”という構文に落とし込むことで、曲を特徴づける明確なパターンが生まれる。 これはカナダのシンガーソングライター、ニール・ヤングが言うところの“アイデア”に当たる部分で、作曲において最も重要なモチーフです。やす子の曲はこの着想に揺らぎがないので、余計なものを後から付け足さなくても成立するのですね。 ここにBメロやサビにあたる部分を加えたり、歌詞に“だったらいいのに”以外のオチを加えたりしたら途端に色あせてしまうでしょう。曲を作りました
— やす子 (@yasuko_sma) January 21, 2023
タイトル【だったらいいのに】
作曲・やす子
作詞・やす子
動画出演編集・やす子
監督・やす子
はい~・やす子
素直な気持ちを書きました
今までで一番好きな曲です pic.twitter.com/AoxOqGdVZU


