Entertainment

Huluオリジナルの豪華海外ドラマが完結!木村拓哉も重要な役割を果たす

『ゲーム・オブ・スローンズ』の主要プロデューサーの一人、フランク・ドルジャー氏が手がける超大型深海SFサスペンス『THE SWARM/ザ・スウォーム』。全8話構成によりHuluオリジナル作品として3月4日にスタートした同作が、4月8日から7話と最終話の配信を開始しました。“海”に襲われた人類の未来は!? 海外ドラマに初進出した木村拓哉さんの出演も話題の本作をラストまで鑑賞した感想をお届けします。(※ネタバレあり) 『THE SWARM/ザ・スウォーム』

人類VS深海に住む知的生命体!?

 Hulu Japanをはじめ、ドイツやフランスの制作会社が参加する本一大プロジェクトの製作総指揮を務めたのは、冒頭にも触れたとおり、日本でもヒットを記録した『ゲーム・オブ・スローンズ』や、『ROME[ローマ]』などのドラマを生み出してきた名プロデューサー。2004年に出版され、映像化は不可能と言われた長編小説『深海のYrr』を原作に、ヨーロッパ制作のテレビシリーズ史上最大級の制作費による圧倒的なスケールで映像化しました。なにしろ舞台は海。地球の表面の約70%を覆う相手ですから、壮大になるのは必然です。そんな“海” に人類が襲われていきます。
人類VS深海に住む知的生命体!?

『THE SWARM/ザ・スウォーム』より

 スコットランド、カナダ、フランス、ノルウェー、そして日本。世界中の海域と海岸で不可解な現象が次々と起き始めます。新種のアイスワーム(氷の下に住む生物)が大量発生し、クジラやシャチが人間を襲い、甲殻類による謎の感染症が人々を死にいたらしめる。物語半ばまで、これらの出来事は各パートごとに描かれてきましたが、後半に入り、海洋生物学者、分子生物学者、クジラ学者など、各国の科学者、研究者たちのラインがようやく繋がります。そして彼らは驚くべき結論にたどり着くのです。「深海に生息する未知の知的生命体“イール”が、人類を海から追い出そうと攻撃を仕掛けてきたのではないか」と。

『教場』と同様、グッと渋い木村拓哉を堪能できる

『教場』と同様、グッと渋い木村拓哉を堪能できる

『THE SWARM/ザ・スウォーム』より

 謎を解明すべく、そして人類の未来のために船に乗り込み、海へと足を踏み入れていく科学者たち。彼らのラインを繋ぎ、チームを作り上げたキーパーソンこそ、木村拓哉さんが演じる慈善家で実業家のアイト・ミフネ会長です。海運事業で成功を収めたミフネは、科学者たちが導き出した「未知の知的生命体が人類に攻撃を仕掛けている」という、国際会議からはそっぽを向かれてしまった、ある意味突拍子もなく聞こえる報告に耳を傾け、援助し、さらには自ら渦の中に入っていきます。  前半ではさほど露出のなかった木村さんですが、7話&最終話ではかなり活躍の場があり、「いよいよ、ミフネ会長も現場に!」と、ワクワクする登場になっています。昨年50歳を迎えた木村さん。4月期はSPドラマ版で好評だった『教場』シリーズが連続ドラマとなってスタートしますが、現在の木村さんは今だからこそ出せる渋味も魅力。この『THE SWARM』でも、グッと渋い木村さんを堪能できます。
次のページ 
もう一人の日本人にも注目!
1
2
Cxense Recommend widget
Huluオリジナル『THE SWARM/ザ・スウォーム』(全 8話)Huluで独占配信中/製作総指揮:フランク・ドルジャー(「ゲーム・オブ・スローンズ」(11~19))
あなたにおすすめ