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浮気しまくりの最低な夫に、離婚するとき「50万だけあげた」高収入妻の胸のうち

あまりのゲスっぷりに本当に吐きました

「結局、夫は劇団関係の女性に手をつけてはお金で解決、さらにいつも応援してくれるファンとも関係をもっていた。エリコさんの話では、本命はファンのひとりで、もう3年つきあっているはずだと。最低ですよね。あまりのゲスっぷりに本当に吐きました」  その後、夫に渡すお金を減額した。最近、会社の業績がよくないから収入が激減した、このままだとマンションも売らなくてはいけないかもと告げると、夫は「わかった。オレもなんとかするよ。クミは無理しないで」と抱きしめてきたという。 抱擁「夫は根が優しいのか、あるいは口先だけが優しいのか、よくわからないところがあった。典型的なジゴロタイプなんでしょうね」  とにかく女性に優しいのは確かで、一緒にいると自分だけは愛されていると勘違いしてしまうのだという。実際、あちこちで浮気していることがわかってからも、クミさんは「夫に抱かれると、やっぱりこの人は本当は私だけを愛しているはずと思い込みたくなってしまう」と話す。そんな状況でも関係を持っていたのだから、夫を本気で憎んでいたわけではないのだろう。

離婚したときは、なぜか夫に「50万だけあげた」

「だけどとうとう資金繰りがうまくいかなくなったんでしょう。このままだと劇団を解散するしかないと泣きついてきたので、そこで初めて『全部知ってるの。あんたなんかもういらないから』と言ってやりました。夫は劇団を解散、恋人にすがりついたけど捨てられたそうです。エリコさんが最後に『彼、もともと演出もできないし、役者としてもうまくはなかったですからね』と冷たく言い放ったのが印象的でした。なんだかせつなかったけど。離婚したとき夫になぜか50万だけあげたんですよ、私」 封筒のお金 田舎に帰るなり、安いアパートを借りるなりして出直してほしかったからだとクミさんは言う。だがその後、元夫は行方不明。エリコさんからの連絡では、元夫が路上で生活しているのを劇団仲間が見たという噂もあるが、一向にわからないという。 「もう離婚しているし、私も探すつもりはありません。娘が父親をどう思っているのか、それだけが心配ですが、今のところは話題にはなっていません。私自身、よくわからない結婚生活だった。あの人が本当はどういう人だったのか、いつか知りたいと思う日が来るのかもしれませんが」  あれからクミさんは一度も恋愛していない。男だって人それぞれだとわかってはいるが、「あれほどのクズに出会ったら、トラウマになりますね」と苦い表情で言った。 【関連記事】⇒浮気された妻は「内臓がせり上がるような地獄」を見る。ハサミを握り…次の行動は|ドラマ『夫婦が壊れるとき』 <文/亀山早苗> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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