マヂラブ野田<芸人からYou Tuberになった人ってお笑いを諦めてる人が多いんですけど>
他人を巻き込む手法はさておき、中田のいまだ冷めぬお笑いへの思いを評価していたのが、マヂカルラブリーの野田クリスタル。
<お笑いすごい好きなんじゃないかって思っちゃうことはあるよね。芸人からYouTuberになった人ってお笑いを諦めてる人が多いんですけど、(中田は)チャンネルの登録者数が500万超えでしょ? もうお笑いと一切関わらなくてもいいのにね。それでも何かが諦めきれなかったというか。>
と、中田の現状を分析し、松本人志への批判が決してただのイチャモンでもスタンドプレーでもなく、むしろお笑いに価値を認め、その頂点に君臨する松本人志という存在を崇めるからこそ発せられた言葉だと考えていました。
終始冷静かつ真面目なトーンで、中田敦彦と松本人志の双方の立場に配慮する冷静さが光ります。
<チョコプラと中田共演NG>発言は近い後輩&同期からのエール
野田クリスタルの話を深掘りしていたのがチョコレートプラネットの長田庄平です。ネットニュースでは、<松本人志派です>との発言が切り取られ、あたかも中田から距離を置いているような伝えられ方でしたが、果たして本当にそうなのでしょうか?
オリラジの後輩のチョコプラ、同期のシソンヌ長谷川忍、はんにゃ金田哲、藤森慎吾によるトークは興味深いものでした。以下、6月5日配信のチョコレートプラネットチャンネル『【ベーキング】中田ブチギレ問題』からのエピソードです。
長田は、中田がイジられることを極度に嫌うことを暴露。相方の藤森慎吾が劇場「ルミネtheよしもと」の楽屋裏で顔が大きいことをからかうと、何も言わずにひたすら蹴ってきたというのです。
また、中田は自分以外の人間が相方・藤森をイジることを許さないのだそう。チョコプラが以前に公開したYouTube動画で藤森をイジったところ、中田から<動画内で呼び捨てにされたり、相方へのいじり方を見ていて、あまり気持ちのいいものではありませんでした。(中略)これからは遠くで応援してます>と、決裂宣言がコメント欄に書き込まれました。
この中田の極度の生真面目さ、神経質ぶりに、長田は<ダウンタウンですらイジらせてくれる>と半ば呆(あき)れつつ、だからこそ松本人志への提言には論理的な根拠があるはずなのだと理解を示したのです。
そのロジカルな側面に加え、中田の性格が<天然でピュアで感情的>だと証言したのが金田。外から見るととんでもないことを突然言い出したように見えてしまうとフォローしているように見えました。
そして、中田がいわゆるプロレスではなくガチでケンカをしたがるタイプだということでも意見が一致。そんな中田が好きだからこそ、<あえてのチョコプラと中田共演NG>(長田)と突き放した。それこそが中田の求めるお笑いだと知っているから、この苦境にあっても彼らはそれに付き合おうとしているわけですね。
それを踏まえれば、<私は松本人志派です>という長田の言葉が中田への最高のエールなのではないでしょうか。