認知症の義母に「私の金、盗っただろ」と言われモヤッ…実は“意外な真実”があった
実際に自分が家族だったら、普通にやるだろうと想像できますよね。「今日は何日?」「今朝は何を食べた?」「あの人は誰?」etc.。これなら答えられるだろう、きっとトレーニングとしてプラスになるだろうと、よかれと思って投げかける。
でも、もう答えるのが難しい状態へと進行している相手へのそれは、かえって不安を大きくしているだけ。「答えられない」という“気持ち”は、ご本人も感じ取ります。
ここで長谷川先生は「不安より安心」をあげてくださいとアドバイスします。たとえばご飯を置く際には、「ご飯だよ」ではなく、「晩ご飯だよ」と添える。
たったひと言情報を添えるだけで、ご本人にとって、とても大きな安心材料になると。「情報」という名の安心材料を、どんどんプレゼントしてあげてくださいと。とってもステキなアドバイスだと思いませんか?
避けては通れない“看取り”との向き合い方も
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi


