Entertainment

高身長・塩顔イケメンのモデル出身俳優が「主演級」に抜擢され続ける理由。キャリアの指標となる先輩の存在も

30代の坂口健太郎が目指す先は?

同率7位 坂口健太郎

『25.6』(集英社)

映画『君と100回目の恋』(2017年)『今夜、ロマンス劇場で』(2018年)など、20代は正統派ラブストーリーで着実に認知を広めてきた坂口。 30代に入り、『ヘルドッグス』や『サイド バイ サイド 隣にいる人』(2023年)で一風変わった役柄に挑戦している。これから先、役者としてどんなロードマップを描いているのだろうか。

指標となる田中圭、綾野剛、の存在目指す先は?

参考となりそうなのは、やはり同じ事務所の田中圭、綾野剛、そして、社長に就任した小栗旬だろうか。 それぞれ2023年現在で30代から40代へ歩みを進めようとしている。
タイミングは違えど、三者三様に王道の青春ものやラブストーリーで地盤を固め、サスペンステイストな作品で引き出しを増やしつつ、新たな挑戦に躊躇せず向き合っている。 同事務所にこれだけのロールモデルがいるのだから、30代の10年間だけを切り取ってみても、いくらでもトライアンドエラーを繰り返せるだろう。坂口健太郎という役者には、それが許されるだけの力と支援者がついている。 『ヘルドッグス』で新たな地平を切り拓いたあと、『Dr.チョコレート』や『サイド バイ サイド 隣にいる人』などでは評判が数値に表われなかった面も否めないが、役者人生を長いものにするなら多少の波はあったほうがいい。 私たち視聴者が直近で期待できるのは、やはり『CODE』で演じる暴対の刑事・二宮が、どれだけ坂口の枠にハマるか。これからの活躍も見守っていきたいと思わせてくれる、新たな代表作となることを望む。 <文/北村有>
北村有
葬儀業界を経て2018年からフリーランス。映画やドラマなどエンタメジャンルを中心に、コラムや取材記事を執筆。菅田将暉が好き。
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ