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高身長・塩顔イケメンのモデル出身俳優が「主演級」に抜擢され続ける理由。キャリアの指標となる先輩の存在も

土曜ドラマ『Dr.チョコレート』(2023年/日テレ系列)で“ティーチャー”こと野田哲也を演じた坂口健太郎が、2023夏ドラマでも引き続き主演を務める。
坂口健太郎

画像:日本テレビ『CODE』公式サイトより

台湾で大ヒットしたドラマを原作にした『CODE』(2023/読売テレビ系列)で演じるのは、暴力団対策課の刑事・二宮湊人だ。 ドラマでは『イノセンス 冤罪弁護士』(2019年/日テレ系列)で演じた黒川拓や、『競争の番人』(2022年/フジテレビ系列)で演じた小勝負勉など、クールで影のある役柄が多い坂口健太郎。しかし、映画では『ヘルドッグス』(2022年)でサイコパスキラーな役に挑戦するなど、着実に幅を広げている。

確かな知名度と表現力で主演ポジションを不動に

『Dr.チョコレート』公式サイトより

『Dr.チョコレート』公式サイトより

『Dr.チョコレート』の平均視聴率(世帯)は7.2%と、あけすけに言ってしまえば良くも悪くもない数値で着地した。 坂口健太郎演じる“ティーチャー”・野田哲也が、白山乃愛演じる“Dr.チョコレート”・寺島唯とともに、どんな医療でも救えない難病の患者を類まれなるテクニックで救っていく……という、完全オリジナルストーリーの医療もの。仲間愛あり、ミステリー要素あり、恋愛模様ありと、多様性あふれる物語だった。 野田は、もともとは笑顔を見せながら穏やかに話す青年だったが、唯(白山乃愛)をめぐる“とある事件”をきっかけに、ぶっきらぼうな性格に。野田を演じる坂口を見ていると、やはり、常に重い荷物を抱えているような一癖ある役柄が似合うと思わせられる。脚本、演出に難ありと感じても、坂口目当てに完走した視聴者も多いのではないだろうか。

確かな表現力で主演クラスを不動のものに

塩顔・ソース顔といった容姿の区分けはとっくに陳腐化しつつあるだろうが、塩顔のなかでも唯一のポジションを担ってきた坂口は、その確かな表現力と裏打ちされた知名度で主演クラスを不動のものにしてきた。引き続き『CODE』でも違った顔を見せてくれると期待してしまう。
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30代の坂口の行末は
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