「娘がいじめられている!」思い込みの果てに出た行動とは
一緒に登校しなくなって少し気が楽になったころ、学校のママ友から鈴木さんの妙な噂が耳に入るようになりました。

鈴木さんは学校での人間関係を逐一娘に報告させ、少しでもトラブルがあると「娘がいじめられている!」とパニックになり、相手のママに連絡して痛がられてしまっているとのこと。
徐々に鈴木さんの娘と関わると面倒くさいという噂が回ってしまい、娘さんも浮いた存在になってしまっていたようです。
そのことが鈴木さんには耐えられなかったようで、「うちの子がクラス全員にいじめられている!」と暴走。
「近所のママから『鈴木さんが学校前で子どもたちにビラを配っていた』と聞きました。内容を聞くと、鈴木さんの娘が学校ぐるみでいじめられているから、助けてほしいという手紙だったとか。娘を心配するあまり思い詰めてしまったのかもしれませんね、ご近所にも『娘が何者かに狙われている』などと相談に行ったり、メンタルを病んでしまっていたようでした」
一緒の登校を断って以来、ぱったり連絡がなくなっていたため、真鍋さんは、その間、鈴木さんに何が起こっていたか知る由もありませんでしたが、その後しばらくして、鈴木さんの娘さんが突然転校したと聞きました。
ご近所の話によると、やはり近隣にも娘についての相談を何度も持ち掛けるようになり、近所でも噂になってしまっていたようです。
心配したご主人が実家に帰ったほうが良いと判断し、実家近くの学校に転校させたとのこと。
「鈴木さんがビラ配りをしたことで、娘さんも学校に居づらくなってしまったのだと思います。鈴木さんも実家で家族のサポートを受けながらゆったり子育てできれば良いですが…。過干渉を受けている娘さんがちょっと不憫に思えてしまいます」
子どものことが心配なのは、子を持つ親ならみな一緒。ですが、多少のトラブルも経験しながら成長していく子どもを、少し遠くから見守る姿勢も必要だと学んだ、と真鍋さんは話してくれました。
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<文/塩辛いか乃>
塩辛いか乃
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。
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@yukaikayukako
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