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宇垣美里「今日は夢を見そう、それもとびっきりに美しい悪夢を」

『ミッド・サマー』の監督が参加、不気味さと残酷さ

 同時上映の『骨』は発掘された世界初のストップモーションアニメであり、その内容は少女が人間の死体を使って謎の儀式を行っている、というもの。
映画『オオカミの家』

『オオカミの家』© Diluvio & Globo Rojo Films, 2018

『オオカミの家』に惚れ込んだアリ・アスター監督(代表作に映画『ミッド・サマー』など)が制作総指揮を務めていると聞いて納得。白っぽい画面のなかで行われる奇妙な儀式の得も言われぬ不気味さと、暴走する少女の純粋な残酷さには『ミッド・サマー』と共通したものを感じた。 ミッドサマー 猟奇的な儀式ながらメルヘンチックでちょっと切なく、おどろおどろしいのに可愛く楽しくセンスがいい。キッチュでダークな世界観はまさに唯一無二。良くも悪くも頭から離れなくて、やっぱりちょっと寝るのが怖くなる。 【他の記事を読む】⇒シリーズ「宇垣美里の沼落ちシネマ」の一覧はこちら <文/宇垣美里> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
宇垣美里
’91年、兵庫県生まれ。同志社大学を卒業後、’14年にTBSに入社しアナウンサーとして活躍。’19年3月に退社した後はオスカープロモーションに所属し、テレビやCM出演のほか、執筆業も行うなど幅広く活躍している。
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