
大音量の音楽の中でも聞こえてくるくらいの布が裂ける音。ビリッと音がしたかと思ったら、彼のスーツのズボンが股部分からお尻の半分まで避けていたそう。
「結構破けていましたね。何より、あの日彼が履いていた赤いパンツが破れたスーツから丸見え状態で……」
隠しようがない大きな穴が開いたズボンに、頭にはミッキーのカチューシャをした彼。その姿に圭子さんはしばらく絶句してしまったそう。
「彼も『わ、やっちゃった』と顔を真っ赤にしていました。周りにいた人たちも彼のスーツが破れたのに気が付いて、『わー』と同情するかのような表情でしたね」
スーツのお尻が破けてからというもの、彼はビジネスバックを後ろに持ち、赤いパンツを隠しながら歩いていたそう。
「でも、その姿がまた、大きい方を漏らした大人のような姿になっていて悲惨でした。パーク内ですれ違う大人は見ないふりをして通り過ぎるのですが、無邪気な子どもたちは『ママー、あの人見てー』とか『お漏らしかなぁ』と言っていました」
その頃には、圭子さんも彼もミッキーとミニーのカチューシャを外し、テンションはガタ落ちだったとか。