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18歳で出産した女性をめぐり、3人の男性が“涙”。「妊娠させて逃げた男」の涙の理由は|ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』

逃げ出した“クソ野郎”だと思っていたのに

康介のことを、彼女を妊娠させておいて、いざとなったら親に丸投げして逃げ出したクソ野郎だと思っていたのは筆者だけではないはず。しかし第7話では、予期せぬ妊娠が分かったときの苦悩や、実は母親から有栖が中絶すると告げられていたこと、カナダに留学後もずっと気になっていたことが描かれました。 康介が逃げたことには変わりないのですが、彼をただの悪者として描かなかった脚本が良かった。有栖が好きになった人であり、海の父親だから。有栖の出産を知りカナダから帰国して以降、自分なりに有栖と海に必死に向き合おうとする康介の姿があったからこそ、有栖は強く美しく前に進むことができたのではないでしょうか。

康介の切なさにもらい泣き……というか、号泣

そして、海のお宮参りの日。海が生まれたことを神社へ報告・感謝し、生涯の健康を祈願する大切なその日を、有栖は、市郎と瞳子、そして、康介、康介の両親と共に迎えました。 お宮参りを終え、康介と有栖は「さようなら」と別れを告げ、別々に歩き出します。すると、海のベビーカーから“ガラガラ”とおもちゃの音が鳴り響きました。市郎が「海、そのガラガラ気に入ってんだな」と言い、瞳子が「これを鳴らすといつもご機嫌なんです」と応える。そのガラガラは、康介が海のことを想って選んだプレゼントだったのです。 思わず声をあげて泣く康介。その嗚咽(おえつ)からは、有栖と海と共に生きられないことへの後悔と、それでも海との繋がりを感じた喜びが感じられました。その切なさにもらい泣き……というか、号泣。
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自信を失った祐馬の涙も胸にくるものが
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