新潟県で生まれたリナは、幼い頃に家族と共に英ロンドンに移住。名門・英ケンブリッジ大学で政治学と心理学を学んだ後、音楽業界に入った。レコード会社と契約したのは27歳の時。比較的遅いスタートだったことから、本人はプレッシャーを感じていたそうだ。
けれども、デビュー直後から海外メディアもその才能をこぞって絶賛。エルトン・ジョンやレディー・ガガといった超大物アーティストからも認められる存在になった。

世界を股にかけて活躍するリナ・サワヤマは新潟出身
「ネクスト・ガガ」とも称されるようになったリナだが、強い発言力を持つアーティストとしても知られている。
英国籍以外のアーティストはノミネートできないという国籍ルールが存在する英国音楽賞「マーキュリー・プライズ」と「ブリット・アワード」で、彼女のアルバムがノミネートされなかったときには、リナ本人がその国籍ルールを疑問視する声を挙げ、議論を巻き起こした。その甲斐あって、賞の選考ルールが変更され、英国音楽賞の長い歴史を変えることに。
また今年6月にグラストンベリー・フェスティバルに出演した際には、人気バンド「The 1975」のマシュー・ヒーリーをステージ上で暗に批判。ヒーリーの名前こそ出さなかったものの、彼がポッドキャスト番組でアジア人を差別するような言動をしたことに触れ、「今夜歌う曲は、ポッドキャストでアジア人をばかにする白人男性に捧げる」「いい加減にしろ!」と怒りを露わにし、話題を呼んだ。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>