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平凡な父親が「娘の彼氏を殺した」理由。佐々木蔵之介の“過激すぎる秋ドラマ”は成功するか

漫画の過激な描写をどこまで再現できるか

 ストーリー良し、キャスティング良しではあるが、原作は殺人あり、死体解体ありなどバイオレンス要素も強い漫画である。こうした作品の映像化となるとどうしてもマイルドな表現に下方修正されてしまい、気分が萎えてしまうケースは珍しくない。
マイホームヒーロー(1)

原作・山川直輝、漫画・朝基まさし『マイホームヒーロー(1) 』(ヤンマガKCスペシャル)

 ただ、本作に関してはその辺の不安は少ない。ドラマ『マイホームヒーロー』は「ドラマイズム」という枠で放送される。同枠では過去に『闇金ウシジマくん Season3』『やれたかも委員会』『明日、私は誰かのカノジョ』といったアダルト向けやバイオレンスな漫画原作のドラマがいくつも放送されてきた。  もちろん、漫画通りとはいかずに穏やかにはなっている部分も多いだろうが、原作の良さを壊さずに過激なシーンも真っすぐに表現してくれるだろう。

映画化も控え、予想を上回る内容に期待

 ちなみに2024年春『映画 マイホームヒーロー』の公開が予定されている。人気漫画を扱うという重圧だけではなく、映画化がすでに決定しているため、制作陣も相当力を入れているはずだ。ハードルは決して低くないが、それでもその予想を上回る内容であることを期待したい。 <文/望月悠木>
望月悠木
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):@mochizukiyuuki
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