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いつもブランド物に身を包んでいるママ友の“まさかの素顔”をスーパーで目撃!

値引きシール付きのパンを山のように

半額「私の列の前の前に、愛さんが並んでいました。それが、カゴいっぱいに半額のシールが貼ってあるパンが詰め込まれていたんです。先にカゴに目が入ってしまったので、声がかけられなくなりました」  いつも通りのミニスカートにヒールの靴を履いた愛さんは、半額の値引きシールが貼ってあるパンを大量に購入していたそう。 「あの日まで、私の中では愛さんは『お金持ちの夫と結婚した勝ち組』だと思っていました。お金持ちの愛さんが、半額の値引きパンを買う意味がわからなくて、理由が気になって仕方がありませんでした」  心さんは翌日、思い切って愛さんに話しかけてみたそうです。 「『昨日、19時半頃あのスーパーにいましたよね?』と聞いてみたんです。そしたら、愛さんは真っ青な顔で、『いいえ。お人違いではありませんか』と答えました」

彼女は半額パンの有名人。でも人の幸せって…

 昨日スーパーにいたのは愛さんだと確信していた心さんは、「私は昨日、半額になったコロッケを買ったんですよ」と言ったそう。  そしたら愛さん、「ええ、私も買いましたよ。食べる物なんて体内で消化されてしまって、目に見えないんですから。安くてお腹がいっぱいになればいいと思うのよね」と答えたと言います。 「私の方へ近づいてきた愛さんは、私をまっすぐ見て、『食べ物にお金をかけるなら、見た目に気を遣いたいんだよね』と言ってにっこりと微笑みました。ちょっと怖かったです」  その後、心さんはスーパーでパートを始めた友人に、「愛さんは半額パンの有名人だよ」と聞いたそう。  幸せや価値観はもちろん人それぞれ。食べ物よりも見た目にお金をかけることで心が平穏でいられるなら、愛さんにとってそれは必要な“やりくり”なのでしょう。  この出来事のあと、心さんは「いろんな感覚の人がいて当然。誰かがとやかく言うものではないな」と思い直しましたが、その後もスーパーで愛さんを見かけても声をかけることはなかったそうです。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <取材・文/maki>
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