乳がん手術前夜「やっぱり取らなきゃダメ?」動揺する私に医師がした“神対応”
2016年のクリスマスイブに突如乳がん宣告。(ステージⅡB)。晴天の霹靂だった「がん宣告」から約1年間、泣いたり笑ったり怒涛の日々を駆け抜けた、私のがん治療ドキュメンタリーを連載でお届けしています。
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浅い眠りで迎えた入院当日。
夫は会社に行ってから午後に病院に来てくれるとのことで、お世話になるがん専門病院にはひとりで向かいました。
相変わらず病院はがんの患者さんでごった返しています。ここにいる人はみんながんの治療をしているのだから、わたしも大丈夫だ! と気合を入れて入院手続きに向かいました。
常に満床状態の病院なので、基本的に病室は相部屋で、部屋によって多少の追加料金がかかるようでした。
ほかの患者さんは「個室がいい!」と言っている人もいたけれど、公立の病院なので、個室自体が少なく、それがわたしにとってはラッキーでした。
なぜなら……わたしは霊感ゼロですが、とにかくオバケが怖いのです。
旅行先でもホテルの部屋で一人で寝るのも苦手なのに、病院で個室なんて絶対に無理! ちょっとした音でも想像力を膨らませて怖がってしまうので、とにかく「絶対に相部屋希望!」だったので、“願ったり叶ったり”。
通されたのは2人部屋。隣は大腸がんで人工肛門をつけたばかりの高齢の女性でした。トイレの介助も必須とのことで、場所はナースセンターの真ん前。
消灯後でも明るい蛍光灯がついていて、いつでも人の気配がするため、怖がりのわたしには超ラッキーなロケーション。
がん患者さんでごったがえす病院

※イメージです(以下、同じ)