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乳がん手術前夜「やっぱり取らなきゃダメ?」動揺する私に医師がした“神対応”

汚すぎるポーチをひっくり返すことに

入院 病院 点滴 ポーチの中が汚すぎるので見せるのも恥ずかしくて、なんとか見せずに済まないかと思い「飲みませんからそのまま持っていてはいけませんか?」と聞いても、それはできないとのこと。  種類別に分けていただくのが申し訳ないくらいあれこれ入っているので、ポーチごと預けますと言っても、それは病院の規則でダメと……。  こんなことなら家に置いて来ればよかった、と後悔するも後の祭り。その場で汚いポーチの中身を全部出し「これは〇〇の薬で……下痢したときに飲みました」などとひとつひとつ説明し、その都度小袋に仕分けて行きます。  説明が終わったときには小袋の山。もう飲まないだろう薬もすべて仕分けられ、なんだか申し訳ない気持ちになりました。  そしてその薬はすべて病院に預け、退院時に返してくれるとのこと。かなり昔に入れたまま放置していた薬とか、返してもらわなくてもいいんだけどな……と思いながらぐったりしてました。あちらも相当ぐったりしたと思いますが…。

おっぱいは内臓ではないので意外と元気

 そんなこんなで、聞いてないよ! なことが起こりつつ、あっと言う間に夕食の時間がやってきました。  乳がんの手術の場合、内臓ではないので、食事も前日の夜まで取ってOKとのこと。術後もまる一日経過すれば、通常の食事になるとのことでした。  自分の身体についてあまり深く考えたことはなかったですが、おっぱいは肋骨の外にあって、乳がんの手術は、胃腸など内臓には影響がないため、食事などの不便がないというのが意外にラクだった部分です。  なんとなく手術というと、前日から絶食とか、術後もしばらくは食事制限があるイメージだったわたし。息子を出産するときに帝王切開だったので、術後1週間、まともな食事が食べられず、おも湯生活も経験していました。  だから今回も……と覚悟していたのですが、そういうことが一切ないと聞いてちょっと嬉しかったです。
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手術前夜、いよいよ緊張してきた…
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