篠原涼子が語った離婚後の“家族の形”が炎上「子育て放棄」「年上夫を捨てて若い男に走っただけでは」叩くのはうらやましいから?
叩くのは理想的な生活をする篠原涼子がうらやましいから
もうひとつは、自由を謳歌(おうか)する他者への嫉妬と羨望。 「私は子どもを育てていて心から幸せだと思っている」というなら、離婚して親権を夫に渡した女性を「わからない」とは感じても叩く気にはならないはずだ。だって「私は子育てが幸せ」なのだから。 多くの人は、今の篠原さんの状況が羨(うらや)ましいのではないか。 いつでも子どもに会える、仕事は思い切りできる、今日は夜までジムにいようと思えばそれもできる、仕事がつまっていれば自宅に帰る必要もない。もちろんその裏で葛藤や負い目があったとしても、家族が了解してくれているのだから甘えることも許される。 そんな理想的な生活をする彼女が羨ましい。もちろん筆者もそう思う。でもそれは彼女が勝ち取ったものであり、家族が勝ち取らせてくれた立場でもある。あくまで個人的なことだ。 だから他人が叩く必要はない。そう考えるのが筋だと思う。 他人を叩くと自身の日常のストレスが緩和(かんわ)できるものなのかと、つくづく不思議である。 <文/亀山早苗>
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio