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俳優・櫻井海音は「超有名歌手」の長男。“意外とガッシリ”な体格と病んだ演技の凄み|ドラマ『泥濘の食卓』

本性を見せていない夏生

土曜ナイトドラマ『泥濘の食卓』2話より ©テレビ朝日 ハルキが廊下を歩いていると、どうも同級生たちから注がれる視線がおかしい。教室に入ると、クラスメイトからは「レイプ魔」と野次られる。いやいや、どういうこと?  ハルキが抱える不安は、想像以上に闇が深かったようだ。レイプ魔と呼ばれる原因になった幼馴染の尾崎ちふゆ(原菜乃華)にしつこく付きまとわれ、彼女を激しく怒鳴りつける場面は、やや唐突であるが、凄みがあった。  グルーヴ感のある演技とでもいえばいいだろうか。ドラマーがスネアを打つ一撃のような力強さが宿っていた。  それに比べ、吉沢悠が演じる父親の何と頼りない、弱々しさだこと。でも病みまくりの深愛とハルキに対して、夏生はまだまだ本性を見せていない。パラサイト不倫の連鎖は、どこまで恐怖を深めるのだろうか。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト / アジア映画配給・宣伝プロデューサー / クラシック音楽監修「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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