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“彼氏の女友達”に嫉妬する女性が放った一言に「そういうとこだよ!」とツッコみたくなったワケ

男女の間に友情は成立しない?

木曜劇場『いちばんすきな花』7話より© フジテレビ 夜々は、自分が婚約者の代わりとしてこの家に椿と住むのはどうかと提案するのだ。椿が固まるのを察した彼女は、すぐに冗談だと切り返すが、さすがの彼も気づいたよう。  椿は、他の2人と同じくらい、3人それぞれが同じだけ好きなんだと説明する。そこには恋愛感情が含まれてはいないし、例えわずかに含まれていたとしても彼が彼女を伴侶として迎えることはあまり現実的ではない。  もし迎え入れたとしたら、今まで通りの4人の関係性が続けられなくなる。さらに言えば、ああやっぱり男女の間に友情は成立しないことがここで証明されてしまう。

男女の友情が証明された美しい場面

木曜劇場『いちばんすきな花』7話より© フジテレビ 夜々はタイミングが悪かったことを心底後悔するのだが、とりあえずこの問題は一度保留に。あと他に4人の友情関係を揺るがす可能性があるとすると、ゆくえと椿だろうか。  ふたりの関係性を疑ったのは、たまたま保険の営業で椿の家を訪問したゆくえの“元友達”の赤田鼓太郎(仲野太賀)だった。ゆくえと鼓太郎はカラオケ友達だったが、鼓太郎の結婚相手である白石峰子(田辺桃子)から嫌がられて、鼓太郎はゆくえとの友達関係を一方的に解消した。  なのに椿との間を疑うとは何様だ。ゆくえが珍しく声を荒げた。でもそのおかげで、むしろゆくえは椿との間には何もないことをはっきり理解することになる。  第7話中盤で、それぞれひとりカラオケを楽しんでいたゆくえと鼓太郎が、隣同士の部屋にいたことがわかる再会場面がある。お互いに誤解は解かれ、男女の友情が改めて証明された美しい場面ではなかったか。
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