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女性にとって“彼氏の女友達”が許せない本当の理由。浮気の可能性ゼロでも辛いのは

 11月23日に『いちばんすきな花』(フジテレビ系、木曜よる10時~)の第7話が放送。潮ゆくえ(多部未華子)の“元”友達・赤田鼓太郎(仲野太賀)と、赤田の婚約者・峰子(田辺桃子)の会話が印象的な回だった。

彼氏の浮気なんて1ミリも疑っていないけど

『いちばんすきな花』

木曜劇場『いちばんすきな花』7話より ©フジテレビ(以下同じ)

 ゆくえと赤田は2人で一緒にカラオケに行くほど仲が良かったが、峰子から「ゆくえと2人で会わないでほしい」とお願いされ、第1話でゆくえと赤田の友情は終わりを迎える。しかし、7話で各々“1人カラオケ”に来ていたゆくえと赤田はバッタリ遭遇。カラオケの個室という密室空間に一緒にいることはまずいと思った2人は、個室の扉を少しだけ開けて会話を楽しんだ。  その後、赤田が帰宅して、家で掃除をしているタイミングで婚約者・峰子も帰宅。さすがに隠すのはまずいと思ったのか、赤田は峰子へゆくえに会ったことを伝える。すると峰子は急にドライな態度を見せ「こた君(鼓太郎)が浮気するなんて1ミリも思ってない。そんな勇気ないって知ってる」「『潮さんに恋愛感情はない』ってそれもホントだと思う」という。  赤田は「うん、それはない」と相槌を打つが、峰子は「だから嫌なんだよ」「私には補えないってことじゃん」と急に語気を強める。

独占欲がだだ漏れ、若干モラハラの香りまで

 峰子の言っていることを理解できずに目を丸くしている赤田をよそに、峰子は「比べる土俵が違うから勝ち負けもないってことでしょ?」「彼女とか嫁からは得られない栄養を、潮さんから得てるってことでしょ?」とエキサイト。  続けて、「わかるよ、男友達って楽だもん」「だから頭ではわかるの、理解はしてんの。こた君に潮さんが必要なのはわかってる」「でも自分のこととなるとさ、やっぱこた君のこと自分の栄養だけで育てたいもん」と主張。  そして、「何が足りないの? 潮さんにあって私にない栄養素、何?」「足りない分ちゃんと補って潮さんの要素を持った嫁になるから」と泣きじゃくった。 “栄養”という表現でマイルドにはなっているが、独占欲がだだ漏れしており、若干モラハラの香りを醸し出している峰子のこのセリフ。狂気さえ感じるが、どこか共感できる部分も含まれており、峰子の心情を察したくなる。
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浮気の可能性があれば、まだ戦うことができた
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