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「私っておばさん構文全開?!」反省し過ぎた44歳女性が28歳の彼と“疎遠になった”ワケ

 中高年の男性が若者に擦り寄ろうとした結果、返って年代を感じさせる独特の気持ち悪い仕上がりになってしまったメッセージのことを“おじさん構文”などと呼びますが、最近は“おばさん構文”が話題になっているようです。  本記事では、自分がおばさん構文を使いまくっていると気がついてしまった女性のエピソードをご紹介しましょう。

離婚後に行きつけの飲み屋で出会った28歳の彼

おばさん構文

※画像はイメージです(以下同じ)

 三浦真由香さん(仮名・44歳・会社員)は、20代の頃に離婚を経験して以来、独身生活を貫いています。 「元夫がモラハラ気質で精神的にも肉体的にもまいってしまい、離婚する時もごねられて本当に面倒くさかったんですよね。それに懲りてしまい結婚はもういいやと思うようになりました」  ですが真由香さんは美人で、雰囲気や話し方も柔らかいため、定期的に男性からお声がかかるそう。 「多分、一人で飲みに行くことが多いので声をかけやすいんだと思います。なので恋愛は結構してきましたね。今はフリーですが」  そんな真由香さんに最近声をかけてきたのが、祐樹くん(仮名・28歳・IT関連)でした。 「祐樹くんも行きつけの飲み屋で知り合いました。最初から『本当にビックリするぐらい僕のタイプなんです』と私の目を見て言ってきて、最近の若い子は凄いなと思いましたね」  最初は年の差のせいで若干引き気味だった真由香さんでしたが、話題豊富でポジティブな祐樹さんの明るいパワーに引きつけられ、だんだんと気になる存在になっていったそう。 「気がつくと祐樹くんからのLINEを楽しみにしている自分がいました。最初は『今夜◯◯(2人の行きつけの飲み屋)に行くのですが、真由香さんはどうですか?』みたいなただの連絡が多かったのですが、次第に雑談やとりとめのないやり取りをするようになり、おはよう、おやすみなどの挨拶を毎日もらえると、なんか可愛く思えてきちゃって」

「綺麗なお姉さんだと思っていたのに…」

 そんなある日、いつもの飲み屋で真由香さんが一人で飲んでいると、隣りに座っている美容師と思われる男性2人の会話が耳に入ってきました。 「ちょうど祐樹くんと同じ歳ぐらいのおしゃれな男子が『偶然お客さんのインスタ見つけちゃったんだけどさ、綺麗なお姉さんだと思っていたのに、おばさん構文全開でがっかりしちゃったよ』って苦笑いしていて“なにそれ、どういうこと?”と思わずその場で検索してしまいました」  すると、ハートやキラキラなどの絵文字を多用・同じ絵文字をいくつも重ねて使う・句読点が多い・三点リーダーを多用・文章が長い・文頭で「あらら」を使う・お母さん目線になり体調を心配してくる・天気の話が多い・「〜」を使いがち、などのおばさん構文の例がいくつもあげられていたそう。 「読めば読む程クラクラしてしまいました。私、このほとんどをやっていたんですよね。祐樹くんに『こんなおばさん構文の例文みたいなLINE送ってきてギャグなのかな?』とか思われて、残念なおばさんだと哀れみの目で見られているのかもと一気に落ち込んでしまったんです」 おばさん構文 それ以来、楽しみにしていた祐樹くんからのLINEが怖くなってしまった真由香さん。 「祐樹くんから『昨晩寒くて風邪気味です』と送られてくると、以前の私だったら『あらら…大丈夫?(汗の絵文字3つ)今の時期は夜寒いから羽織るものを持って出かけた方がいいよ(ハートの絵文字)』と平気で返していましたが、これらは全部おばさん構文で若い人達にウザがられているのを知ってしまったので、何を書いたらいいのか分からなくなってしまったんですよね」  それが原因で祐樹くんのLINEへの返信が異様に遅くなってしまい、文章もぎこちなくなったせいか次第に連絡が途絶えてしまいました。 「なんとなく気まずくなって、その飲み屋からも足が遠のいてしまいました。  若い子におばさん構文を送りつけて迷惑をかけたり、私が若い文章を書こうと空回りして疲れるのはもう嫌なので、祐樹くんと会えなくなるのは寂しいけどこれで良かったんだと思いました」
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連絡が途絶えてしまった彼と、3か月ぶりに再会
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