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思い切って離島に移住した私。2ヶ月で“引きこもり状態”になってしまったワケ

 生まれも育ちも東京だという田中真美さん(仮名・28歳)。離島への移住は、夫と結婚したからだそう。  虫が苦手で、これまで都会で生きてきた真美さんにとって島生活は思っていた以上に過酷だったといいます。今回は、真美さんから体験談を聞きました。

夫との出会いはイベント会場

飲み会

※写真はイメージです(以下、同じ)

「夫とは渋谷で出会いました。私がイベントコンパニオンをしている時に、当時夫が勤めていた会社がブースを出していたんです」  真美さんは小さい頃から目立つのが大好きな性格。イベントコンパニオンの仕事を選んだのも、イベントの内容によっていろいろな衣装を着て注目されるからだといいます。  時には、下着が見えそうなくらいのミニワンピースを着て試供品を配る仕事もあったそう。 「あるイベント終わりの打ち上げで隣の席になったのがきっかけで、夫と付き合い始めました。明るくて話が面白い夫に私が夢中になって……私のほうからアプローチしました」  約1年の交際期間を経て、夫と結婚することになった真美さん。夫の実家は伊豆諸島の一つの神津島(こうづしま)という離島だったそう。夫は付き合っている時から、結婚したら実家の手伝いをするために神津島へ戻ることを希望していたそうです。

過酷な島生活がスタート

島生活「私はずっと都会で生きてきたので、彼の田舎である神津島への移住に不安はありました。でも大好きな夫の希望だし、思い切って移住をOKしたんです。移住といっても、彼の離島の住所は東京都でしたし。船で3時間、飛行機なら45分だと聞いていたので」  ところが、神津島は真美さんの想像した以上の場所だったそう。  神津島へ引っ越して真美さんが驚いたのは、歩いている人がいない事だったそう。コンビニどころかお店がなくて、夜は真っ暗で虫の声だけが響いていました。それを不気味に感じてしまい、落ち込んだ真美さん。 「本当に住んでいる人がいるのか?と思うほど、静かな島でした。これまで夜中も賑やかな場所で暮らしていたので、本当に不安でした。あと、私、虫が苦手なんですけど、見たこともないようなバッタとか気持ち悪い虫も多くて、泣きそうでした」  引っ越してから2ヶ月、家にこもって読書やネットサーフィンする時間が多くなったそう。平日は仕事へ向かう夫を送り出し、週末に少しだけ義実家に顔を出すだけの生活に。
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仲間を見つけられた!
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