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ドイツTVレポーターから悪意の“アジア人イジり”被害の日本人女性、思いを漫画に。発音を笑われヒドい質問も

7年経ってようやく外に出すことができた

中原さんはドイツに住んでどのくらいになるのでしょうか? 「10年ほどになります」(以下、カギカッコ「」内中原さん) 今回のようなあからさまな、“外国人として揶揄(やゆ)される”という行為は初めてだったのでしょうか? 「今回の話は7年前に起きた事です。7年経って、ようやく自分の中から出すことができました。 この件以前にもおそらく差別や嘲笑には遭っていたのでしょうが、言葉の壁が立ちはだかっており、良くも悪くも理解していませんでした」

「大げさ」と言う人も

漫画の中で、三味線のドイツ人生徒・ルイーゼさんに、一連の出来事に対する中原さんの反応を「大げさ」と片付けられてしまいます。 身近な人の、差別に対しての意識度が違うと感じ方にすれ違いが起こってしまうのでしょう。中原さんのまわりでは、差別をそのように軽く捉(とら)える人も少なくないのでしょうか? 「差別に対する概念や線引きは変化が速く、常に世の中の流れをくんでアップデートしないと『うっかり』『知らなかった』が起きてしまいます。 軽く捉えるというより、そういう情報が流れてくるようにしているか否かなど、個人を取り巻く環境によるかなと思います。 新聞等ニュースメディアも、選び方次第ではゴシップしか流れてこなくなってしまったり…。情報は意識的に得ていかなければならなくなっていると感じます」
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差別について考えるようになった
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