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松本穂香が感動した「極上のホラー映画」強烈なグロテスク表現に思わず声が漏れる…

 数々の映画やドラマに出演している、若手注目株の女優・松本穂香さん。大の映画好きでもあるという松本さんが、『ミッドサマー』など衝撃作をリリースしてきた新進気鋭の制作スタジオ「A24」による最新作『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』について語ります。

「A24」ホラー史上最大のヒット作がついに公開

『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』

『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』より(以下同)

 今回、わたしがご紹介させていただく作品は、「A24」ホラー史上最大のヒット作『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』です。この一文だけでも、「観る!」と即決される方も多いんじゃないでしょうか? 私もその中の一人でした。  あのミッドサマーの? ヘレディタリーの? パールの? あの作品たちを超えるホラー? ワクワクMAX期待値もりもりで観させていただいたのですが、余裕でそれを超える面白さでした。  私はあまり作品の感想がワーッと出るタイプではないというか、語るのが上手なほうではないのですが、この作品を観た後は周りに「すごかったよ!」が止まらなくなるほど、「あれがすごかった!」「これがすごかった!」が止まらない作品でした。

怖いだけじゃないけど、しっかり怖い

『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』 ネタバレになりすぎない程度に箇条書きで好きな点を並べると…… ・憑依というテーマがまず面白いのにそれをシリアスに描くのではなく、パーティ感すらあって一緒に楽しめる ・全然展開が読めない、というより展開を読ませる隙を与えないほど次々にワクワク展開が広がっていく ・ホラーというジャンルに偏りすぎずキャラクターもしっかり面白くて好きになっちゃう(特にお母さん) ・振り返ってみると幅がすごすぎる弟くんのお芝居 ・しっかりめっちゃ怖い!  ホラーというジャンルに偏ってないという点は私的にとても大きかったです。  登場人物は話を展開させるだけのコマになりがちなホラー映画ですが、この作品はひとりひとりの人間性が短いシーンの中にもしっかり見えていて、いつの間にか物語の中にのめり込んでいる自分がいました。
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ファンタジー的な面白さもありつつも…
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