性的欲求には個人差があり、セックスフルでもセックスレスでも折衷案を見つけることは難しい。夫婦間の性的不調和を解決するために必要なこととして、「私個人としては、セックスフルでもセックスレスでも、
とにかくお互いが納得いくまでとことん話し合う、これしかないなと思います」と口にする。
「第三者に相談したりカウンセリングを受けたりしても、
最終的に行為をともにするのはパートナーです。言葉にしてハッキリと伝えないといけないと思います。私は台湾人の男性と結婚したのですが、私のように国際結婚した人の場合、日本特有の『察してよ』『空気を読んでよ』ということは期待できません。
悲しい時は『今、私は悲しい!』となるべく気持ちをキチンと伝えるように心がけています。
また、一方通行にならず、相手の気持ちもしっかり理解して、自分に改善点があれば積極的に直していくことも大事です。お互いに歩み寄り、労る気持ちがあれば、大丈夫なのではないかなと楽観的ではありますが思っています」
とことん話し合うこと、自分の言葉を相手に伝えること、どちらも簡単ではない。それでも、これらを意識できれば夫婦関係のトラブルは一緒に乗り越えられるのかもしれない。
【前回の記事】⇒
「夫とのセックスが苦痛。生理が来るとホッとする」誰にも言えなかった悩みを漫画にした女性の“覚悟”<漫画>
【漫画を1話から読む】⇒
大好きだった夫なのに「触られるのが気持ち悪い」私はおかしい?“セックスフルの悩み”を描いた作者を取材<漫画>
【樋口みみ】
台湾在住の3児ママ。国際結婚&国際恋愛のリアルを描くコミックエッセイが人気で、Instagramのフォロワーは2万人(2023年12月現在)。NAPBIZ公式ブロガーとして、ブログ『
みみ家の台湾的日常。』を更新中。竹書房コミックエッセイ準大賞受賞。Twitter:
@mimiwamama1、Instagram:
@mimiwamama。
<取材・文/望月悠木>
望月悠木
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):
@mochizukiyuuki