息子のサッカーコーチと不倫関係に…そして見えた、夫への気持ち/結婚人気記事BEST
深い関係になったきっかけは、夫との喧嘩
Sさんと不倫関係になってしまった幸恵さんには、ある思惑があったといいます。
「初めは夫への当てつけのつもりでした。私がコソコソしていれば夫も何か気付いてくれるんじゃないかと思っていたんです。でも、夫の態度は以前と変わることはありませんでした」
不倫していたのは、自分だけじゃなかった
幸恵さんがそこで見つけたものは、ウィークリーマンションの契約書の控え、それも女性の名義で保証人の欄に夫の名前が書かれたものでした。
「他にはキャバクラの名刺や私の知らない携帯電話の契約書まで……。その瞬間、夫も浮気をしていると直感しました。でもそれを見た瞬間、怒りよりも『とっくに夫婦の仲は冷めていたんだ』と実感したんです。それらの証拠品を床に並べて、冷静に写真を撮る私がいましたから……」
それから、間もなくして離婚したという幸恵さん。Sさんとの関係はその後、どうなったのでしょうか?
「Sさんとは夫の浮気が発覚して以来、会っていません。いま思えばSさんに対して気持ちがあったわけではなく、夫のストレスから逃げたかったのだと思います。浮気が発覚して『これで離婚できる』と思った瞬間、Sさんへの気持ちもスッとなくなっていきましたね。あれからSさんからは何度かメールが来ましたけれど返していません。コーチという立場上、変に追われるということもないんじゃないですか」
「初めは恋だと思ったけれど……」と語る幸恵さん。禁断の恋や秘密の恋は、障害があるからこそ燃え上がるのかもしれませんね。
―“禁断/秘密の恋”の経験 vol.5―
<文/結城 イラスト/ただりえこ>
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ライター・社会取材系。子育てや家庭問題、現代の生きづらさなど、社会の現実に根ざしたテーマを取材し、読者に考えるきっかけを届ける記事を執筆。
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