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プロは知っている「犯罪者に狙われやすい家」に共通している特徴

 2023年、社会を震撼させた広域強盗事件。“ルフィ”などと名乗る指示役が闇バイトで実行役を募り、各地で引き起こした一連の強盗事件は、日本人の防犯意識を高める出来事でした。YouTubeでプロならではの住宅の情報を発信する平松建築の平松明展さんも、防犯意識の高まりを肌で感じているそうです。

減り続けていた刑法犯の認知件数が増加傾向に

平松建築

平松建築の平松明展さん

 平松さんは「防犯対策の動画をYouTubeにアップしたところ、100万再生を突破しました。以前と比べて防犯に対する意識や関心は確実に高まっているのではないでしょうか」と指摘します。  警視庁が公表している「令和4年の犯罪情勢」によると、2002年をピークに減り続けてきた刑法犯の認知件数が、20年ぶりに増加に転じたとのこと。  増えた犯罪のひとつが在宅中の住人を脅して金品を奪う「住宅侵入強盗」で、2022年の認知件数は前年比20.6%増でした。

こんな家は泥棒や強盗に狙われやすい!

犯罪者に狙われやすい家

※写真はイメージです(以下同)

 住宅のプロである平松さんをもってしても、「泥棒や強盗が絶対に入れない家は作れない」と言いますが、「狙われにくい家にはできる」と教えてくれました。 「泥棒や強盗が入りやすい家には、いくつかの共通点があります。まず、塀が高い家。乗り越えにくいイメージがあると思いますが、中に入ってしまえば身を隠せるので、侵入者にとっては好都合なんです。窓が多い、窓が広い家も侵入しやすくなるので避けたほうがいいですね。あとは勝手口も極力付けないほうが安全。 これは長年、泥棒を追ってきた刑事さんの家を建てたときに聞いたのですが、勝手口があると施錠を忘れることがあるほか、たとえ施錠していても通風口の窓の鍵を開けて侵入するケースもあるようです」
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