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娘の行動に「…え?」 “ぽんこつ母さん”の私が病院に行こうと決心したワケ<漫画>

娘のためにも、自分自身に向き合いたい

女性が悩む様子

※イメージです(以下、同じ)

――もの忘れやうっかりミスの多さに以前から悩んでいたそうですが、今回心療内科に相談しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか? はなゆい:私の困りごとの1つ1つはとても些細なことで、誰にでも起こることだと思います。だから心療内科を受診するのは大袈裟だと思い込んでいました。それでも、毎日自分のミスを積み重ねていくうちに「私は周りの人とは違うな」と感じるようになっていきました。 そんな時期に、娘に自分と似ている特性があることに気づいたんです。娘がつまづいているポイントは、自分もかつてそうだったと思うようなものばかりでした。だったら、私が娘の理解者になりたい、困りごとを抱えながらどう振る舞えばいいのかしっかりと学びたい。そのためにも、まずは自分と向き合うために心療内科を受診して原因をハッキリさせようと思いました。 ――どうやって心療内科を探しましたか? はなゆい:インターネットで検索しました。口コミは確認しましたが、どこも賛否両論だったのであまり気にしませんでした。家から通える範囲で5件以上電話しましたが、たまたま予約を取れたクリニックを受診しました。大人の発達障害を扱っているところだったので、結果的に良かったです。 問い合わせた病院のなかには、新規の患者を受け付けていなかったり、予約が取れるのは数か月先のところもあって選択肢はあまり多くなかったです。

心療内科通いを周りの人にバレたくない気持ちも

――心療内科を受診することに対して、抵抗はありましたか? はなゆい:受診するかどうか人に相談したときに「わざわざ病院に行かなくてもいいんじゃない? 大げさじゃない?」と言われて受診するのを迷いました。また、ネットで心療内科について検索すると、「会社にバレたくないから保険を使わずに通っている」などの声があるのを見て、受診することに対してネガティブなイメージが湧いてしまいました。周囲に通院が知られて「病気なんじゃないか」「おかしいんじゃないか」と思われるのではないかと心配になったんです。 身近な人から心療内科に通っているという話を聞いたことがなかったので、心理的にすごく高い壁がありました。すごく症状が重い人が通うイメージがあったので、「比較的元気な私が行ってもいいのかな」と不安でした。 ――受診を迷っている人に対して、アドバイスはありますか? はなゆい:私の悩みごとは、周りから見たら些細なことだったり、他の人は当たり前にできてきていることだったりします。だから、こんなことで……という思いが強くなかなか受診ができませんでした。でも、「自分が困っているかどうか」がすごく大事なので、「自分はどうしたいのか?」を一番に考えるといいのではないかと思います。
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はじめは医師に悩みを打ち明けるのが怖かった
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