美紀子さんは
同僚から「キレイ」「そんな年に見えない」といわれることは多かったそう。
「自分のアピールポイントを書いたほうがいいって言われて、よく言われるからそうなのかなと思って書いただけなんですけど」
「それお世辞とか社交辞令の一種じゃないでしょうか。自分から言うものじゃないでしょう」
「え~、でもそれだと書くことなくなるし。書いている男性もいますよ。そんなにダメですか?」

美紀子さんは同じ45歳男性のプロフィールを見せてくれました。マスク写真で顔ははっきりわかりません。プロフィールに「
マッチングしたら顔写真送ります!年齢より若くみられることが多いです」という一文がありました。
その男性とはマッチングした相手でメッセージの履歴を見せてくれました。
―ミキ「よろしくお願いします」
―男性「こんにちわ。よろしくお願いします♪☆一緒に幸せになりましょう☆彡」」
絵文字の多いおじさん構文です。第一声は「こんにちは」ではなく「こんにちわ」でした。一気に冷めてしまい、顔写真を送ってもらう気にすらならなかったそうです。
「上司にしか思えない年齢の人か、変な人ばっかりで、もう独身の普通の男性は残っていないんですかね」
なぜか美紀子さんは
自分のことは「普通」と思っているような口ぶりです。