LDHメンバー、グループ活動休止時の葛藤を告白「人生の分岐点だと感じ、地元に帰って…」
自宅の一室がドラゴンボールの“精神と時の部屋”状態
――曲作りはどんな感じで進めているのですか?
鈴木:MacBookなんですけど、何回も買い直して機材集めて作っていって。最近も一番新しいものを買いました。
あと、周りにほかのパソコンや、マイクとでっかいスピーカーを置いて、自分の部屋の一角を固めてます。そこで音を作って、疲れたら、すぐ横の別の一角でゲームをやる(笑)
――なるほど(笑)
鈴木:その部屋に入ると、ドラゴンボールの“精神と時の部屋”状態(修行部屋のこと)になっちゃうんですよ。
カーテンも閉め切って、気づいたら朝になってます。この前はゲーム配信を13時間やっちゃって。
――え!?
鈴木:その配信のプラットフォームランキングの10位に入ってました(笑)
そういった夢中になって“気づいたら”みたいなことが結構あって、それが自分らしいなと思います。
――曲作りに関しては誰かにアドバイスをもらったりしているのですか?
鈴木:独学ですけど、いろんなものを吸収したいと思って、超コアな音楽とかも聴いてます。R&Bシンガーの若い方ですごくいい歌声の方がいらっしゃるんですけど、インスタのDMで連絡したんです。
使ってる音楽のソフトが自分と一緒だったので教えてもらったりして、めっちゃ仲良くなったり、そういうのもありますね。
――日々がとても楽しそうです。
鈴木:めっちゃ楽しいです。家に帰ってアニメ見ながらご飯食べて、風呂入ってよっしゃやるか!って“精神と時の部屋”に入って。
マインドがそうなってます。未来へ向けての自己投資中です。
10年後の自分に悔いがないように、今からゴリゴリやっていきたい
――Instagramに載せられていた子供のときに書いた手紙ですが、2年後の自分に向けたものでした。いま、10年後の自分にメッセージを送るなら?
鈴木:“悔いのないように”と。いま僕は25歳ですが、25歳になってようやく、自分の好きなものや、やっていきたいことを、世の中に形として残せるようになってきました。同時に、今できることは今しかないとも思っています。
たとえばHIROさんはEXILEを辞めたあとはダンスしてらっしゃいませんが、自分もダンスだけじゃなくて、ほかにもやりたいことがすごくあるから、今を見つめつつ、将来どうなるかは分からない。このあと10年、自分の幅を広げて今からゴリゴリやっていきたいと思っています。
だから自分には、悔いのないように10年続けておいてほしいです。
――自分の中でのアンテナや幅が広がっているんですね。
鈴木:パフォーマーだけではなくて、曲作りにしても、ラップを歌うのも好きだし、実際にグループとして今回、MA55IVE THE RAMPAGEで主題歌も担当しました。
もっと自分の可能性を信じて、自分の花を開かせられるように、いろんなものを頑張っていて欲しいし、頑張ります!
<取材・文・撮影/望月ふみ ヘアメイク/荒川瑠美 スタイリング/高橋正典>
(C) BOKURANOFILM
『ただ、あなたを理解したい』は全国公開中望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi


