Entertainment

有名人の不倫を許せない人は「気持ち悪い」。ネットニュースを鵜呑みにする愚かさ|ドラマ『不適切にもほどがある!』

他人の過去の不倫をほじくる“恒例行事”

 それでも、倉持復帰のために説得を続ける市郎を見かねた栗田は、自身の20回目の結婚記念日をお祝いするホームパーティーに倉持と市郎を招待する。そこには栗田の妻・加世子(紺野まひる)に加えて、加世子の幼なじみ・ポッキー(宮下今日子)とタイコ(遠山景織子)、さらには彼女らの夫も出席していた。序盤は賑やかに談笑していたが、急に空気がピりつき、タイコは「わかってるわよね。20回目の結婚記念日、ということは?」と問いかける。
 すると栗田は「例の件から17年です、はい」と懺悔。栗田は17年前に不倫したことがあり、ポッキーとタイコの夫婦は栗田と加世子が仲睦まじく過ごしているのか、そして栗田がキチンと反省しているのかを確認するため、2人の結婚記念日に毎年足を運ぶことが恒例行事になっているらしい。

「コメント書き込んでる連中と一緒」

 当然栗田は居心地が悪そうにしているが、それでも「家内も許してくれましたし。もう大丈夫! 二度とこのような過ちは犯しません」と口にする。しかしポッキーは「何を言ってるの? おカヨが許しても私たちは許しませんよ」、タイコは「どんなに謝ってもあなたのやったことは消えないの」と総攻撃。さらにはその場で栗田に謝罪させて優越感に浸った表情を見せた。市郎は「気持ち悪い。これが世間か」とボソリ。  その後、帰り道を歩いている時、倉持は「あの人たち、関係ないですよね」という。市郎もすかさず「関係なのにコメント書き込んでる連中と一緒」「蒸し返して、騒いで、ついでに旦那にプレッシャーかけて」と不適切極まりないといった表情を見せる。また、倉持は「バッシングする人間の心理を誰よりもわかってる栗田さんだからこそ、リスクマネジメント部長なんだな」と口にして、自身の復帰に否定的だった栗田の心情を察した。
次のページ 
SNSユーザーの再現度が高い
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ