
筆者「愛してほしいという気持ちはもちろんありますよね。でもそれ以上に“愛したい”という想いが溢れてくると、愛が循環して愛されるんです。“愛されテクニック”みたいなのは、一時凌ぎにしかすぎません。短命な恋はもう終わりにして、長く続く関係を目指しませんか?」
それから博美さんは、知識をアップデートして35歳だからこそできる大人な女性の婚活を始めました。
LINEのレスポンスは、相手の様子を見つつも自分が返信できるタイミングでする。服はあざとさよりも清潔感と品を意識。追われて愛される女を目指すのではなく、自分のことは自分で幸せにしている“源泉系女子”を目指す。
そんなふうに、30代に相応しい自然な行動を心がけました。
そして、何よりも「自分が相手に何を与えられるか」を軸に、興味のベクトルを相手に向けるようにしました。
今までは会話をしていても、「自分がどう見られるか」を気にしていた博美さん。そうではなくて「相手を知ろうとすること」を意識して、相手の発言をどんどん引き出しました。
そうすると婚活で出会った同年代の男性に「20代でも素敵だなと思う女性がいたけれど、どこか幼さを感じたことがあったんです。でも博美さんは落ち着いていて、『自分が自分が』と自己主張したり、僕に合わせるとかではなく、会話のキャッチボールを楽しんでくれている感じがうれしい」と言われたそうです。
博美さん「“愛される”という意識を手放すことがはじめは怖かったです。でもゆきさんに講座で背中を押されて今までと違う行動をすると、自分が婚活のデートの段階ですごく楽しめていることに気付きました! 愛されることに意識が向きすぎるのは、自意識過剰なことなんだなって思えました」