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朝ドラ『虎に翼』伊藤沙莉はヒロインらしくない?“不満顔”が人を惹きつけまくる理由

世間の常識や当たり前に「はて?」と立ち向かう

巧みな語りで物語をけん引する尾野真千子のナレーションに、松山ケンイチ、仲野太賀、森田望智、石田ゆり子、小林薫らの魅力的なキャラクターたちも相まって、『虎に翼』の良作ぶりを感じさせられた第1週。寅子は何度も「はて?」と口にしました。毎週のタイトルでは、女性にまつわる諺(ことわざ)の最後にクエスチョンマークがつけられており、世間の常識や当たり前に「はて?」と、疑問を持ち、理解し、憤り、立ち向かおうとする姿が描かれることが想定されます。 劇中で寅子は、悲しそうに、悩ましそうに歩く女の子や女性とたびたびすれ違っていました。きっと彼女はそんな人たちに寄り添うような法律家へと成長することでしょう。視聴者が共感する等身大のヒロイン像を体現する伊藤が、寅子としてどう生き抜くのか。目が離せません。 <文/鈴木まこと(tricle.ltd)> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木まこと
日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間でドラマ・映画を各100本以上鑑賞するアラフォーエンタメライター。雑誌・広告制作会社を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとしても活動。X:@makoto12130201
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