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実母の民度が低すぎる…話を聞くと納得した母の過去が

実母の発言にドン引き

運動会を見る保護者「すると、わたしの母が突然、競技中の息子に向かって『手でいいから早くパンをとっちゃいなさーい!!!』と大きな声で叫んだんです。周りもわたしもビックリして唖然としてしまいました」 幼稚園児の競技なのでさほどルールに厳しくはないですが「手で取れ」と子どもに伝えるのは明らかにルール違反。 伊藤さんが慌てて母を制止すると「だって、手で取ってる子がいたんだもの!真面目に口で取ろうとしたから、ビリになっちゃったじゃない!」とイライラした様子で言ったそうです。 「思い返せばわたしの母は超勝ち気。わたしが子どもの頃も何かと『1番を取りなさい』と言われたし、自分が子どもの頃も、かけっこは常に一番だったと自慢していました」 息子が競技を終えて戻ってきてからも「あんなの手で取っちゃえばいいのよ、ズルしてる子なんてたくさんいたわよ」と吹き込む母。その様子に幸子さんは呆れてしまったそうです。

母の発言には過去が影響しているそう

「一番になりたいのはわかりますが、周りも見ているし、今のご時世にそれはちょっと……と恥ずかしかったです。息子はマイペースなのでキョトンとして『おばあちゃん、ルールを守らなくちゃダメだよ』と言い返していて面白かったです(笑)」 この1件で思い出しましたが、子どもができたときに、母は『強そうだから、勝(まさる)にしたら?』とアドバイス。もっと穏やかな名前にしたかったので、すぐに候補から外したので忘れていたのだとか。 「勝ち気な母は、順位がつくものを見ると燃えてしまうようで、息子が出ていない選抜リレーも『いけーーー!!』と興奮して見ていました。ビックリしましたが、アドレナリンが出て老化防止になったのかもしれないし、楽しめて良かったといえば良かったです」 運動会が終わってからよくよく聞くと、母は小さい頃貧しくて、運動会のかけっこで一等賞をとるともらえる賞品がほしくてかけっこを頑張っていたのだそう。昔はもっと運動会も勝負色が強く、景品もいろいろ出たそうで、とても盛り上がったのだそうです。昔の記憶がムクムクと蘇ってしまったのかもしれませんね。 運動会は、どの世代も経験があるだけに、いろんな人の思い出を蘇らせる機会にもなっているようですね。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文/塩辛いか乃>
塩辛いか乃
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。note/Twitter:@yukaikayukako 連載「乳がんドタバタ日記」Kindleで発売中!
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