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「暗記は得意だけど、あえてしなかった」鳥居みゆきが資格をスピード取得できた理由

テキストは届いた日に夢中で全部読んだ

鳥居みゆき――具体的には、どうやって勉強したのですか? 鳥居:「早く知りたい!」と思っていたので、テキストは届いた日に夢中で全部読みました。それから「あれ? 自閉スペクトラム症って何だったっけ」と思ったら、そこだけ読み返したり、「これは知っておこう」と感じたことは自分なりにノートに書いたり。テキスト1冊を1枚の紙にまとめたこともあります。資格を取るためというより、自分でより理解するためにやっていました。 テキストに付箋を貼ったりしましたけど、何色をどこに貼るのか決めないで貼っちゃったから結局意味が無くなっちゃいました。文房具コーナーで「こういうの見たことある! 受験生が使うやつだ」と思って、暗記に使える緑の透けるシートとピンクのペンを買ってみたんですが、結局最後まで使い方が分からなかったです(笑)。

2つの資格を取った理由

鳥居みゆきさん――児童発達支援士、発達障害コミュニケーションサポーターを選んだ理由は何ですか? 鳥居:最初は国家資格を取ろうと思って探したんですけど、該当するものがありませんでした。それで民間資格を調べると、「児童発達支援士」が出てくることが多かったので「一番人気があるということは、きっと基本的なことが勉強できる資格に違いない」と思って取ることにしました。 「児童発達支援士」を勉強すると、「発達障害コミュニケーションサポーター」の勉強に移れるので両方取ろうと思いました。この2つの資格を取るための受講料や受験料などがセットで6万円くらいだったので、私のなかで「資格を取るには歯列矯正と同じくらいお金がかかる」というイメージがあって「安い!」と思って申し込んじゃいました。 ――2つの資格はどう違うのですか? 鳥居:「児童発達支援士」は、ASD(自閉スペクトラム症)や、ADHD(注意欠如多動症)、LD(学習障害)などの児童の発達障害の基礎知識や、そういう子たちに向けた療育(発達支援)の仕方が学べます。 「発達障害コミュニケーションサポーター」は、青年期や大人になってからのことまで学ぶことができます。 療育する側の立ち居振る舞いや、吃音の対応の仕方など、「勉強したい」と思ってたことなので、資格を取ってよかったと思いますね。勉強していると、「私に当てはまるな」と感じることがいくつもありました。 <取材・文/都田ミツコ 撮影/山田耕司>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
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