真由さんがこれまで男性と会ってお断りした理由は、外見とコミュ力でした。写真では髪があったのに会ったら禿げていた、肌がべた付いていて嫌だった、太っていてお腹が気になって嫌だった、面接のような一問一答で会話が広がらなかった、などです。
「お相手の外見・容姿が大事なのですね」
「そう言われるとそうかもです。面食いのつもりはないんですけど」

真由さんに限らず、自分の好みを実はあまり把握していない女性が多いのです。なんとなく婚活を始めると、
みんなNG要素がないバランスが良い人気の男性を「普通の男性」と思いこみ、苦戦するのです。
迷った末、“腕毛の気になる男性”弘毅さんは、お断りすることにしました。
真由さんには改めて、条件を考えてもらいました。
会話がしやすくて外見もタイプの男性であれば、非大卒であったり、年収が400万円台でもありだそうです。
コミュ力は会ってみないと正確には分からないのですが、外見は写真である程度めぼしが付けられます。眉毛の手入れ具合や髪型もよく観察して、真由さんの方から写真でありな男性をブックマークしていき、次にプロフィールを読んで真由さんからお申込みをしてもらいました。
今まで断る側だったのが、申込みをすれば断られることも経験します。
自分から申込みすることで、申込みしてくれる男性への感謝の気持ちも生まれました。イケメンと会うと思うとオシャレもより頑張るようになり、結果的には申込みをいただいた男性と成婚退会になりました。