お見合いではスーツだったために気が付かなかったそうですが、半袖の弘毅さんは腕にもしっかり毛が生えていて、思わず気持ち悪いと思ってしまった真由さん。予約してくれたお店でもエスコートしてくれたのに、
メニューを差し出された時の指の毛が気になって仕方ありません。

あまり会話の中身が頭に入らないままデートが終わりました。結婚相談所の担当者に話すと、「気にならなくなるかもしれないし、もったいないからもう一回会ってみたら」と言われます。
「
お断りしようか。条件はいい人だし、ヒゲと腕毛・指毛……こんなことで断っていたら誰とも付き合えなさそうだし……どうしようか」と分からなくなって、私のところへご相談にやってきたのでした。
「
ヒゲや指毛、もじゃもじゃな腕って、見慣れるものでしょうか?」
「それは人によりますよ。コミュ力など外見以外の条件だって、気になっても目をつぶれる人もいれば、そうではない女性もいますよね。真由さんはこれまでどういう基準で、お見合いする男性を決めていたのでしょうか?」
「お申込み(※結婚相談所における、会ってみたいという申し出)をいただいた方の中で、
首都圏在住で、年齢は30代、私が大卒なので大卒以上、年収は500万円以上で身長は165cm以上で、写真を見てよほどじゃなかったら『会ってもいいかな』って思ってYES回答をしていました」
真由さんは自分から申込みをしたことはないようです。首都圏在住、30代など一つ一つの希望だけなら高望みではないけれど、全部が当てはまるバランスの良い男性は、他の女性も「会ってもいい」と思うので人気があります。それを伝えると――
「断った人たちが人気あるんですか。特にモテそうな男性はいなかったと思いますけど」
「
そのモテそうではない普通っぽい男性が、条件検索の出会いの場だと人気なんですよ」
「知らなかったです」