Lifestyle

「生きた心地がしなかった」21歳女子大生が夜の街・祇園に飛び込んで知った“知らなくていいこと”

ホステス

写真はイメージです(以下、同じ)

世の中、表があれば裏もある。光があれば、影もある。 井上ゆきさん(仮名・40歳)の職場にいるアルバイトの大学生、由里子さん(仮名)は、就職が決まり、卒業までに旅行のお金を貯めようとアルバイトを掛け持ちしているのだそう。 「彼女はわたしの職場と掛け持ちで、夜の街、祇園でアルバイトしているそうなのですが、そこで聞く話がなかなか壮絶でビックリしてしまいます」

夜職一筋な環境に飛び込んだ大学生

由里子さんが働いているのは、スナック。 キャバクラなど時給が高くて厳しそうなところは少し怖いので、夜の仕事にしては時給が低めのところに恐る恐る入ったのだそう。 入店した店には、大学生スタッフはおらず、周りの女性はみんな夜の街の仕事を専門にして働いている人ばかり。 大学生が珍しいのか周りの人はみな優しくしてくれましたが、身の上話を聞いているといろんな事情がある人が多いのだと分かったそうです。

話を聞くと訳ありな人ばかり

「みんな穏やかでいい人なのだそうですが、話を聞いて驚きました。雇われの店長は、借金を背負って返済のために人質同然で働いているのだそう。ママはバツイチで食い口をさがして祇園にたどり着いたらしいんです」 そしてある日の深夜、出勤日でもないのにお店から電話がかかってきたそうです。何かと思えば店長からの電話。泣いているような声だったそうです。 「『今、偉いお客さんが来ていて、お店の女の子を全員呼べと言っているので、タクシー代を払うのでできればすぐに来てほしい』と言われたそうです。怖かったそうですが、穏やかな店長がただごとではない様子だったので、行ってみることにしたらしいのですが……」
次のページ 
正座してうつむく店長
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ