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ベッキーも衝撃!異様な「サリサリカリー」を食べてみた【横浜カレー決戦「ガチカレー!」ルポ】

「カレー」と聞いて、みなさんはどんなものを想像しますか。

 今横浜で、カレーの祭典が開催されています。その名も「ガチカレー!」(6月1日~8月31日)。

「ガチでうまい横浜の商店街カレーNo.1決定戦」と題された「ガチカレー!」は、商店街で販売され、愛され、親しまれている「カレー」を、お店に訪れた人たちの投票によって順位を決定する“ガチ”バトルなのです。今回はなんと、横浜だけで73ものカレーがエントリー!

 週刊少年チャンピオン(発行/秋田書店)とタッグを組み、CRAZY KEN BANDのギター・小野瀬雅生氏、44MAGNUMのヴォーカル・梅原“PAUL”達也氏、真心ブラザーズの桜井秀俊氏ら豪華メンバーもサポート。毎年話題となっている「B-1グランプリ」のように各地のグルメが一堂に会するものではなく、それぞれが横浜の商店街を訪れてインターネットやハガキで投票するスタイルなのが「ガチカレー!」です。

 いよいよ勝者の決定は間近。そこで筆者も、電車に乗って横浜へカレーを食べに行くことに。

これがカレー!?異様な「サリサリカリー」を食べてみた「う~ん、どれもおいしそうだな~」とエントリーしたカレーの写真をぼーっと眺めていると、明らかにひとつだけ“異様”なカレーが……。「いったいこれはなんなんだ……!?」と、いてもたってもいられず、そのカレーを食べに行ってきました。

“一部の人に理解される”パキスタンの家庭の味



「これはカレーなのか……!?」

 思わず目を疑いたくなるような、今までに見たことのないそのビジュアル。エントリーした73ものカレーのなかで、ひときわ異彩を放っていたのが「サリサリカリー」です。

 ついつい口にしたくなるその響きに惹かれて、渋谷から電車に揺られること30分、東急東横線の白楽駅へ。商店街のなだらかな坂道をくだって、交差点を渡ったところにお店はありました。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=130351

サリサリカリー(お店の入口)

看板には「一部の人に理解される」の文字が

 到着するとまず、「一部の人に理解される」とドンと大きく書かれた怪しい看板が出迎えてくれます。

サリサリカリー お店の前にある看板(1)

あなたが来ないと潰れちゃうお店(?)

 まったく期待を裏切らない怪しい雰囲気で、入るのをちょっとためらってしまうお店ですが、せっかくここまで来たからと勇気を出して店内へ。

 メニューはサリサリカリーとサラダ、チャイがセットになった「スリーコースセット」だけ。店内に入って注文をしようとしばらく待っていると、何も言わなくても出てくるのがサリサリカリーなのです。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=131245

サリサリカリーとサラダ

サリサリカリーとサラダ

 この、なんとも言えない怪しいカレー。実は、1000年も前からパキスタンの家庭で食べられているものなんだとか。はるか昔からずっと変わらないレシピで作られていて、味つけは水を一切使わず塩のみです。骨付きの鶏肉とたっぷりの野菜を、12~13種類のスパイスと一緒にじっくり煮込むことおよそ10時間。すると鶏肉の繊維もこれだけほぐれて、こんな見た目のカレーになるんだとか。

 口に入れた瞬間、ほわっと広がる謎の味と、食感――。

 これぞまさに“異国情緒”あふれる横浜の味……!(?)

 水を使っていないだけに味はとっても濃厚で、わたしたちが想像できるカレーの味とはまったく別物。「カレー」と言えばとろっとしたまろやかなものを想像してしまうのが日本人ですが、そんな「カレー」の常識をブチ壊してくれます。

チャイ

食後の「チャイ」でほっと一息

 食後に出てくる「チャイ」はスパイシーでほんのり甘く、衝撃の出会いで揺さぶられた心も癒してくれます。

 ベッキーさんやクレイジーケンバンドの小野瀬雅生さんなど、芸能界でもサリサリカリーの“トリコ”になった人は多いんだとか。

壁にディスプレイされた名言(迷言?)の数々

壁には名言(迷言?)の数々が

 店主に聞いた話によると、日本でパキスタンのこの味が食べられるのは、横浜と札幌だけ。そして札幌のお店も、かつて店主が出店した「カラバト」というお店だそうです(そこの経営は息子さんに任せてきたんだとか)。

 人生で一度は食べてみたい「サリサリカリー」。「カレー」に対する価値観をガラッと変えさせてくれる、今まで味わったことのない「カレー」が横浜にはありました。

 インドとパキスタンの国境にあたるパンジャーブ地方が発祥と言われるこのカレーは、まさに食の原点を見つめさせる、そんな味。言葉にするのは難しい、怪しいけれどあたたかくて魅力的なサリサリカリーでした。

サリサリカリー お店の前にある看板(2)【サリサリカリー】
神奈川県横浜市神奈川区西神奈川3-7-4
045-413-9010
平日11:00~14:00/17:00~21:00 土日祝11:00~21:00(定休日:なし)
※東急東横線「白楽駅」から徒歩10分
http://salisali.web.fc2.com/

もちろん“王道”カレーもエントリー



「ガチカレー!」にエントリーしているのは、もちろん「サリサリカリー」だけじゃありません。

 京浜東北線の鶴見駅から歩いて10分ほどの場所にあるのがこちらのパン屋「プルミエ」。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=130746

Premier(プルミエ)

Premier(プルミエ)

 店内に入るとまず、バラエティ豊かでおいしそうなパンがこちらを誘惑してきます。レジのかわいい店員さんの笑顔も印象的でした。

もちっとカレーパン(Premier)

もちっとカレーパン

 お餅とカレーパンの生地が絶妙にマッチして、もっちもちの食感に。約5時間煮込んだという自家製カレーはほどよい辛さで、大人でも子どもでも美味しく頂けます。「もちっとカレーパン」は「ガチカレー!」のために作ったということなので、気になる人はお早めに!

【Premier(プルミエ)】
神奈川県横浜市鶴見区佃野町29-41
045-834-5678
8:00~19:00(定休日:水曜日)
※JR 京浜東北線「鶴見駅」から徒歩10分
http://www.boulangerie-premier.com/

 最後にご紹介するのは、横浜中華街をすこし外れた、元町通りの「横浜元町ショッピングストリート」に店を構える「たまや」。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=130749

たまや

たまや

 いつもは焼き鳥がメインの居酒屋として営業しているお店なので、「本当にここでカレーが食べられるのか……」と不安な気持ちになりますが、一品だけ「チキンカレー」を提供していました。

チキンカレー(たまや)

テイクアウトもOKの「チキンカレー」

 焼き鳥がメインのお店だけあって、人参とジャガイモ、そして大きな鶏肉がごろごろと入っています。それだけでも食べごたえはバッチリなのですが、カレーの上に乗せられたふわふわでトロットロのオムレツが絶妙な甘さと味の深みを醸し出してくれます。

 サービスでライスは大盛に、そしてそこにサラダまで付いてきて、焼き鳥屋ならではの大満足な「チキンカレー」でした。横浜の街を堪能して、ふらっと立ち寄りたいお店です。

【たまや】
神奈川県横浜市中区元町3-141
045-274-0766
11:30~14:30/16:00~22:30 土日祝11:30~22:30(定休日:なし)
※JR 根岸線「石川町駅」から徒歩7分/みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩7分

 かつては伊勢佐木町に「横濱カレーミュージアム」があったほど、“横浜”と“カレー”は密接なつながりを持っています。ひとくちに“横浜”と言っても、海もあれば山もある、「カレー」だって種類はさまざま――そんな変幻自在の顔を持っているのが横浜の魅力ではないでしょうか。

 6月1日(日)に開幕した「ガチカレー!」も、いよいよ8月31日(日)で投票が締め切り。およそ3か月間の投票で、ナンバーワンに輝くのはどの「カレー」なのでしょうか。結果をお楽しみに!

※「ガチカレー!」公式サイト(http://gachicurry.com/

<TEXT/北村篤裕>




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