Entertainment

『虎に翼』で“最強の愛され男”を演じる31歳俳優。人気を爆上がりさせた“2つの条件”は

久しぶりにX(旧Twitter)上で「#俺たちの○○」タグが発生しました。○○に入る人物は、現在放送中のNHK連続テレビ小説『虎に翼』に登場する、主人公・寅子(ともこ/伊藤沙莉)の同級生「#俺たちの轟」こと轟太一(とどろき・たいち)です。演じているのは、我らが戸塚純貴! 轟役をはじめ、数多くの役柄において、キャラクターの造形がとにかく秀逸な俳優・戸塚純貴の魅力を解説します。(※以下、5月16日放送の第34話までのネタバレがあります)

「#俺たちの○○」タグが作られる“2つの条件”

そもそも「#俺たちの○○」タグがトレンド入りするほど注目されたのは、おそらく2021年が最初。同じくNHK朝ドラ『おかえりモネ』でヒロイン・百音(清原果耶)の相手役・若手医師の菅波光太朗(坂口健太郎)を「#俺たちの菅波」と盛り上げました。登場時は理屈っぽくて細かい理系男子だった菅波ですが、物語が進むにつれて彼の誠実な優しさ、不器用さが魅力的に描かれた結果、多くの視聴者を惹きつけ「#俺たちの菅波」というタグが生まれたのです。
筆者の分析では「#俺たちの○○」タグがつく条件は2つ。まず1めは、最初の印象に反し“ギャップが愛おしい”ことです。 戸塚演じる轟も初登場では「笑止! 男と女が分かり合えるはずはないだろう」「人類の歴史を見れば分かる。男が前に立ち国を築き、女は家庭を守るもの」と、現代では非難されそうな価値観を披露しました。しかし、そんな当初の印象とは裏腹に、轟は徐々に人間的な魅力を醸し出していくのです。 「#俺たちの菅波」のギャップが“不器用な優しさ”とするならば、「#俺たちの轟」のギャップは“素直な正義感”ではないでしょうか。相手が男性であっても女性であっても、いいものはいいし、悪いものは悪い。損得勘定ではない、潔い轟の在り方は、とても魅力的です。 5月16日に放送された第7週第34話では、寅子と関係を深めていながら別の女性と婚約した同級生・花岡(岩田剛典)に真正面から向き合った轟の姿に、大きな反響がありました。

愛おしすぎるぜ! #俺たちの轟

「#俺たちの○○」タグがつくもう1つの条件は、俳優がそのキャラクターを“好感度高く演じている”ことにあると思います。 菅波・轟、両名ともに脚本家によるキャラクター設計・セリフ・構成の秀逸さは大前提としてありますが、「#俺たちの○○」タグがつくには俳優の力が必要不可欠といえるでしょう。菅波を演じた坂口は、理屈っぽさが嫌味にならない絶妙な調整力と、繊細な表情変化と仕草をもって、菅波の“不器用さ”からくるキャラクターの愛らしさを引き出しました。轟を演じる戸塚においても、見た目の無骨さだけでなく、声のトーンや表情で、轟ならではの“正義感”を細やかに表現しています。
次のページ 
轟の“寄り添い”が素晴らしかったシーン
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ