
※イメージです
世の中にはなぜか「人の不幸を喜ぶ人」というのが一定数存在します。しかも質の悪いことに、自分はいい人の顔をして、実は他人の人間関係をぶち壊そうとする「地雷」のような人も存在します。
丸山幸子さん(仮名・40歳)は、そんな「地雷ママ」を目撃したひとり。
「小学校のPTAで一緒になったママ、香織さん。もう高校生になるお子さんをはじめ3人の子どもを育てていて、この小学校のことはなんでも知っているようでした。顔が広くて、PTAの経験もあるそうで頼りがいがあり助かるなと最初は思っていました」
PTAの仕事は進んでやってくれる香織さん(仮名)。
普通にいい人なのかと思って、PTAの仕事帰りにお茶して帰ることなどがあり、交流も出てきたころ、事件は起こりました。
ある日、香織さんに誘われお茶をしていた丸山さん。
ふと「そういえば坂井さんと最近何かあった?」とPTAで一緒の坂井さんについて突然聞かれて驚きます。
特に思い当たることもないと答えると、香織さんは心配そうに「坂井さんが、あなたのことを良く思ってないみたいでね、この前会ったときに役員の仕事を分からないと言ってほかの人にやらせてるからずるいって言ってたのよ」というのです。
坂井さんはキビキビとしていてはっきりとものを言う人だけれど、さっぱりしていて丸山さんは好感を持っていました。家も近所だし、子ども同士も仲良くて良いお付き合いができそうだと思っていた矢先のことで、丸山さんはショックを受けました。
かといって坂井さんに何か聞くわけにもいかず、その後なんとなく坂井さんと話しにくくなってしまいました。
そして香織さんは、坂井さんのことがあまり好きではないようで、丸山さんと会うたびに坂井さんの悪口を言ってきたそうです。
「坂井さんのことは好きでしたが、悪口を言われていたと思うとなんとなく接しにくくなって。その後香織さんから坂井さんのあれこれを聞かされると、なんとなくわたしまで嫌な気分になり『坂井さんて少し物言いがきついからかしらね』などと相槌を打っていました。それが失敗の元でした」
その後、突然、坂井さんから丸山さんに怒りのLINEが届きます。「わたしに文句があるなら直接言ってくれればいいのに!」と詰め寄るような内容。