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福士蒼汰31歳、多忙を極めていても「ストレス」が溜まらないワケ

マイナスをゼロにして、すべてをプラスに

福士蒼汰――チャレンジして「完成できた」ことは自信になりましたか? 福士「自分が、どこが苦手なのかを認識できるようになってきたこともあり、悔しい思いをすることもあります。苦手なことや、できないことをマイナスと捉えるなら、そこをどうゼロに持っていくかが課題だと思っているんです。よく、自分のプラスを伸ばしていったほうがいいと言いますよね」 ――言いますね。 福士「でも僕は、そうなのかな? マイナスをゼロにしたほうがいいんじゃないのかなと思うんです。マイナスをゼロにすれば、全部がプラスになりますから。プラスを伸ばすのはもちろんですが、得意なことは勝手に伸びていくと思うんです。でも、苦手なことは、意識しないとゼロに持っていけない。それが俳優には必要だと思います。 俳優は、何かできない役を演じる場合も、できないものをただできないまま演じるのと、実際はできていて、把握しているうえで、できないように演じるのとでは全然コントロールが違ってくると思います。だから、なるべく何事もゼロに持っていくことは大事かなと思って」

自分らしくいるから、ストレスフリーでオンオフなし

――そうすると、これからも仕事にまい進する必要がありますが、オンオフは切り替えていますか? 福士「自分の場合は、オンとオフを考えないんです。スイッチがない状態というか。あえてオフを作るということが、僕は全くないんです」 福士蒼汰――昔からですか? 福士「昔は気を張ってた部分もあって、オンを特に意識していたように思います。でもオンとかオフとか関係なく、どこの場であっても自分らしくいれば大丈夫なんだと、ある頃から気づいたというか。そう思うようになってからは、ストレスが減って自信を持てるようになりました」 <取材・文・撮影/望月ふみ> (C) 2023 映画「湖の女たち」製作委員会
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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