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賢く「投資」をしている人が結局、損してしまう“単純すぎる要因”

数字だけを追いかける「投機」より、社会を成長させる「投資」を選ぼう

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写真はイメージです(以下同じ)

 ただ、重要なのは、こうした企業の事業活動の成果は、一朝一夕では生まれないという点です。ひとつの企業が新サービスや新商品を生み出し、それが社会に受け入れられ、普及していくまでには、長い年月が必要です。その期間に短期売買せず、長期にわたって企業を支援すること。それが、真の投資家の在り方だと私は考えています。  一方の「投機」は「値上がりしそうなものを買って、値上がりしたときに売り、利ザヤを稼ぐ」という行為です。  短期的には、数字を追いかける「投機」の方が、簡単に利益を得られるように感じるかもしれませんが、長期的に「投資」を行うことで、投資家に成長の果実が分配されると共に、社会全体の豊かさにもつながります。

投機がギャンブルになるのは、マーケットは誰にも読めないから

 投機を選んではいけない理由は、「市場の値動きは誰にも確実に当てられない以上、短期的な売買を狙うとギャンブルになってしまうから」です。  読者のみなさんの中には、すでに短期トレードでなんらかの利益を出していて、「そうはいっても自分は予測を当てて、大金を得たことがある!」とお考えの方もいるかもしれません。  ですが、言葉を選ばずに言えば、仮にご自身が予測した相場動向が当たったとしても、それはたまたまであり、相場の上昇気流に偶然乗れただけかもしれません。つまり再現性がないので、今後何十年にもわたって同じ手法で資産を増やすことは困難だと言えるでしょう。
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だから、エコノミストや経済評論家の予想は当たらない
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