あなたが考える「信頼できない女性政治家」ランキング。元おニャン子・元SPEED議員も当然のワースト入り
6月20日に告示、7月7日に投開票が行われる2024年東京都知事選挙では、現職の小池百合子vs蓮舫の対決が白熱する予想が立っているなど、女性政治家への注目度が高まっています。
前編の「信頼できる」女性政治家ランキングに引き続き、20歳以上の男女200人にアンケートを実施。今回は「信頼できない」女性政治家を調査しました。
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Q. あなたが「信頼できない」女性政治家は?(女性政治家42人から、3人まで回答可)
同率10位 片山さつき(自民党)、杉田水脈(自民党) 10票
9位 松川るい(自民党) 10票
8位 福島瑞穂(社民党) 17票
同率6位 小渕優子(自民党)、稲田朋美(自民党) 18票
5位 生稲晃子(自民党) 27票
4位 小池百合子(無所属) 29票
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まず、「政治家は誰も信用していない」「いない」などと回答し、誰の名前も上げなかった人が36人いました。世間の政治への関心の低さ、政治家そのものに対する信頼感の低さがうかがえます。
10位には、片山さつき氏(65歳)がランクイン。2024年1月に能登半島地震の被災地・石川県七尾市を訪れた際には、視察用の作業着の胸元に紫色のひらひらしたスカーフを身に着けていたことで「被災地にふさわしくない」とプチ炎上しました。
同率10位には、自民党の杉田水脈氏(57歳)もランク入り。アンケート内の「発言の内容が酷すぎるから」(30代・男性)といったコメント通り、杉田氏は過去に同性カップルは「生産性がない」と雑誌に寄稿したほか、性暴力対策を議論する党の会合で「女性はいくらでも嘘をつける」と発言。
さらに、ジャーナリストの伊藤詩織氏をひぼう中傷するSNS投稿に何度も「いいね」を押したことが名誉棄損に当たるとし、伊藤氏側が告訴していた裁判では、杉田氏の非が認められ賠償命令が命じられていました。このようなたび重なる炎上の背景から「信頼できない」イメージが構築されたと考えられます。
6位には、第84代首相の故・小渕恵三氏の娘で、TBS社員から政治家へ転向した自民党の小渕優子氏(50歳)がランクイン。これまでに献金問題、政治資金規正法違反、そして父親の政治資金を非課税で相続するなど、金銭にまつわる不祥事を起こしていることから、クリーンではないイメージが付いているようです。
同率6位には、自民党の稲田朋美氏(65歳)がランクイン。稲田氏は、現在取り沙汰されている「自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件」のまさに当事者。2020~2022年にかけて安倍派からキックバックを受け、自身が代表を務める党支部に寄付し、税優遇を受けた疑いがかけられてます。
このような行動が影響してか「自分の利益と特権を最優先にしてる政治家としてふさわしくない人間」(40代・男性)という意見も見られました。
5位には、元おニャン子クラブのメンバーで、現在は自民党所属の生稲晃子氏(56氏)がランクイン。2022年の参院選で当選し政界入りを果たしたものの、選挙戦の真っ只中から議員候補らしからぬ行動が勃発していました。
NHKが候補者向けに行ったアンケートをほぼ無回答で提出し、SNSで猛バッシングの的に。さらに参院選当日の選挙特番番組では「国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから」という理由でテレビ局のインタビューをこれまで断っていたと口を滑らせ、批判が続出しました。
4位には、現職の東京都知事である小池百合子氏(71歳)がランクイン。2期連続で都知事を務めたことからも信頼は厚いかと思いきや、「信頼できない」と考える人も多い模様。この背景には、小池氏が容認する「明治神宮外苑地区の再開発」に対して反対の声が多いことや、公表している「カイロ大学卒業」の事実を疑う“学歴詐称”疑惑が浮上したこともその要因かもしれません。