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地方移住で「年収100万の豊かな生活」を手に入れたのに…30代女性が地方暮らしをやめた“残念すぎる事情”は

地方で暮らすのを断念した「事情」

のんびりした理想の暮らしを満喫したので、そろそろちゃんとしようと思って勤務先で正社員に昇格。年収は216万円で、移住給付金の受給期間も過ぎました。手取りは20万円未満なのに残業している人は多く、年間休日も少なくて、割に合わないと感じた由美さんは東京に戻り福祉施設に就職します。彼女のいた“繋がりが強い環境”では、仲の良さに甘えた無償の残業=タダ働きが横行していたのです。 由美さんのいろんな選択肢の中で、地方でずっと暮らすという未来が消えました。かといって東京は人との繋がりが乏しい。東京で福祉業界で働きながら生きていくのならば、「家族」という居場所が欲しいと感じるようになっていきます。 夕暮れに歩く女性そして36歳の頃、マッチングアプリに登録しました。知らない男性から「いいね」が殺到しましたが、何の決め手もない中から選ぶのは無理だと感じてすぐに退会します。 婚活についても調べ、事前にメッセージのやり取りがなく会える結婚相談所の方が向いていると感じました。その中で、リーズナブルな「エン婚活エージェント」を選びます。婚活では外見が重要ということも知りメイクレッスンを受け、服はエアークローゼット(プロが選んでくれるファッションレンタルのサブスク)に登録して婚活服を借りることにしました。同僚にも婚活中であることをオープンにしていたそうです。

子どもを産める自信がなく、自己評価が低いまま婚活を始めたら

無事登録して、申し込み(結婚相談所における、会ってみたいという意思表示のこと)が来たのですが、ほとんどが40歳以上の年上男性でした。 あるとき「婚活する男性は子どもを希望する人が多い」という情報を目にした由美さんは、当時すでに30代後半。子どもを産める自信がない自分が同年代男性と会うのは難しそうだと感じて、申し込みがあった中から40代男性を選び、3人の男性とお見合いします。 1人目はゲーム会社勤務の男性。会話は積極的でしたが、歯が黄色くて汚く、清潔感もなかったそうです。2人目は初めて会った日に障害年金についての議論を始める変わった男性でした。3人目は同じ福祉業界の男性でしたが、視線が合わずこちらの質問に「はい」「いいえ」で答えるだけ。髪の毛がボサボサで服もしわしわ、隣にいるのが恥ずかしいほどだったと話します。 これを繰り返しても結婚できるイメージが思い描けないと、婚活コンサルの私のところへ相談にやってきました。
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徹底して練り直した「会ったら楽しそうな自己紹介文」
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