年収200万円台アラフォー女性の“報われない婚活”。「歯が黄色い男性や、喋らない男性としか出会えない」
こんにちは。これまで1000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。
私自身が髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験から、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。
今回は、かつての相談者でもある年収100万円だった女性の婚活について取材。当初まったくうまくいかなかった婚活が一気に好転した理由と、その後の苦労について話を聞きました。
【前回記事】⇒地方移住で「年収100万の豊かな生活」を手に入れたのに…30代女性が地方暮らしをやめた“残念すぎる事情”は

現在妊娠中の由美さん(仮名・39歳/福祉)は、今年同い年の男性と出会って結婚相談所を成婚退会した女性。幸せな新婚さんに見えますが、楽で順調な婚活だったわけではありません。
若い頃は結婚に興味を持てず、憧れの地方移住を叶えてリゾートバイトなどをしていた時期がありました。一時は年収が100万円前後だったことも。やがて地方での暮らしを断念して東京に戻ってきて、家族が欲しくなり婚活を開始しました。
ところが自身の年収が200万円台で「年齢的に子どもを産める自信がない」と自己評価が低いまま婚活を始めてしまった由美さん。会えた男性たちは歳上の40代しかおらず、しかも歯が黄色くて汚い人、髪がボサボサで服もしわしわ、ほとんど喋らない人など、清潔感やコミュ力に難ありの微妙な男性ばかりでした。そこで婚活コンサルの私のところへご相談にやってきて、写真やプロフィールを変更して婚活を再スタートさせることになったのです。
プロフィールには新規事業の立ち上げに携わった経験や地方移住の経験を盛り込み、会ったら楽しそうで、中身がある女性に見えそうな内容に変更しました。そしてアイルーチェという人気のフォトスタジオでフルメイク込みで写真を撮り直しました。
すると申し込み(結婚相談所における、相手に会ってみたいという意思表示)の数がぐっと増え、年下の男性からも申し込まれたそうです。会ってみても、コミュ力の高い男性の割合が高くなりました。
写真を変えた月に11人の男性と会い、ほぼ断らず2回目デートに進んだため、休日も潰れかなり疲弊したという由美さん。1日に2人とデートしたこともありました。
その11人の中に、彼女の“第一希望”だった男性がいました。40代の高収入男性です。結婚相談所のルールや仕組みに詳しい言動から相手の婚活歴が長いことは感じていたものの、毎日LINEをしてクリスマスにデートもしたので相手は本気だろうと思っていました。それなのに……向こうから断られてしまいます。あまりに辛くて会社を休んだほどだったとか。お断り理由は子どもに関する価値観の相違でした。
子どもは欲しいですかとLINEで聞かれたことがあり、由美さんは産める自信がなかったため「いてもいなくてもどちらでも」と返したのです。
職場でも婚活中であることを周囲に伝えていたため、この時は同僚が励ましてくれて、立ち直れたそうです。

写真はイメージです(以下同じ)
年収200万円台の女性、出会える男性が激変した理由
「子どもは欲しいですか」への答えが破局の原因に
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