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春ドラマ名作ベスト3。日曜劇場も壮絶だったけど、“号泣まちがいなし”のNo.1は

長谷川博己と野村萬斎の演技合戦! 続編を期待させた最終回

最終回では明墨がラスボス伊達原と法廷で対決。伊達原を演じた野村萬斎は、あまりに強い存在感をもつ俳優であるがゆえに、初登場からずっとラスボス感が。その通りに展開したのですが、各話での出演量が押さえられたこともあり最終回では存分に萬斎節を楽しめました。
そして伊達原サイドにいた検事・緑川(木村佳乃)が裏切り、主演の長谷川と凄まじいほどの演技合戦が繰り広げられていくのです。見応えがありました。明墨が法廷で語った「こんな不平等な世の中で、誰もが気づかないうちに自分の物差しで人を裁き、罰を与えている。人は人を裁くことが快感ですからね」という言葉にはハッとさせられます。そして最後には、法を、罪を犯しながらもがき続けた両名はにらみ合い、明墨は伊達原に「ともに地獄に落ちましょう」と告げます。そのときの笑顔にはゾクッとしました。さすが長谷川博己! 物語のラストでは志水の再審が決定し、娘と再会して涙を誘いました。しかし12年前の真犯人は分からないまま。続編を期待する声が高まる最終回となりました。

1位:アンメット ある脳外科医の日記

アンメット ある脳外科医の日記

画像:関西テレビ放送 カンテレ『アンメット ある脳外科医の日記』公式サイトより

この春クールで最も心を揺さぶられた作品は、『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系)でした。漫画『アンメット ーある脳外科医の日記ー』(原作:子鹿ゆずる、漫画:大槻閑人/講談社刊)を原作に、事故によって記憶障害の重い後遺症を持つ脳外科医の主人公・川内ミヤビ(杉咲花)が、仲間たちと患者を全力で救い、自分自身も再生していく物語です。
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6月24日放送の最終回は号泣必至
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