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女子小学生向け書籍『かわいいのルール』が異例の大ヒット…ロングセラーの裏側には“意外な読者層”の存在

20代男女読者が増加。コロナ禍が関係か

同シリーズの『わたしもHappy みんなもHappy【ハピかわ】こころのルール』伊藤 美奈子 (監修), はぴふるガール編集部 (編集), 双葉陽(漫画) 池田書店

同シリーズの『わたしもHappy みんなもHappy【ハピかわ】こころのルール』伊藤 美奈子 (監修), はぴふるガール編集部 (編集), 双葉陽(漫画) 池田書店

――今回のバズりで、特に本書が響いていると感じてたのはどの層ですか? 高木さん「バズる前の売上の数字を見ても、まったく層として上がってこなかった20~29歳男女が、ここにきて増加しているんですよ。 これはちょうど、新入社員や第二新卒あたりの年代なんです。これまでの購買層にいた30~40代は恐らく子持ちの方々なので、今回は独身勢に刺さったのではないかと思います」 ――もともと想定していた読者からは、かなり縁遠い層ですよね? 高木さん「ただ、その層はコロナ禍で高校や大学に通えないまま社会人になった世代でもあります。コミュニケーションや社会人としての常識を、学生時代に身に着けづらかっただけに、本書が参考になったのではないかと思います」 老沼さん「加えて電子書籍でも発売されているのが良かったのかもしれません。児童書ジャンルの電子書籍なんてなかなか売れるものではないので、今回のバズりでどれだけ普段とは違う読者さんがついて頂けたのかが分かりますよね」 ――ありがとうございました! ============ JS(女子小学生)やその親世代のみならず、独身のビジネスパーソンたちにもぶっ刺さりまくりの「自分をもっと好きになる【ハピかわ】かわいいのルール」。 今後もファッションから経済についてまで、キラキラかわいく学べるの本を幅広いジャンルでつくっていきたいとのこと。楽しみですね。 <文/もちづき千代子>
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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